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Radeon RX 460登場! お盆王者のGTX 1060に迫れるか!?

ITmedia PC USER 8月15日(月)20時37分配信

 先週、AMDの新しいミドルレンジGPU「Radeon RX 460」を搭載したグラフィックスカードが各社から売り出された。GDDR5メモリ4GB搭載モデルと2GB搭載モデルがあり、税込み価格は1万4000円弱から2万円弱となる。

【最安クラスのRX 460】

 RX 460は8月初旬に登場したRX 470の下位にあたるGPUで、896個のストリームプロセッサを搭載し、ピーク性能は最大2.2TFLOPSとなる。「代表的なボード」(公称)の消費電力は75ワット以下のため、初回に登場したラインアップでも4GBモデルを含めて補助電源なしのものが多い。

 売れ行きがみえるのはこれからとなるが、各ショップの期待値は高い。TSUKUMO eX.は「価格的にちょうどよく、補助電源なしでゲーム環境を整えたい人にぴったりのラインになると思います。各社のモデルが潤沢に出回れば、GeForceにも埋もれない存在になるポテンシャルがありますよね」と評価していた。

 登場した時期を褒めるコメントもいくつかあった。パソコンSHOPアークは「学生さんが多く来店されるお盆前に間に合ったのはよかったですよね。いまはコスパに優れたミドルレンジがよく出ますから、新GPUのなかでも買いやすいRX 460の出足も期待できますよ」と話す。

 ハイエンド級グラフィックスカードの人気は夏のボーナス期を過ぎて一旦落ち着き、いまはGeForce GTX 1060あたりが売れ筋になっているショップが多い。パソコンSHOPアークも同様で、特に入荷したばかりのManliの「GeForce GTX 1060 6GB Twin Cooler」が勢いよく売れているそうだ。税込み価格は3万1800円。「週末限定で全グラフィックスカードを8%引きにしていることもあって、実質3万円以下で買えるというのが大きいですね」とのことだ。

 同店は続けて、「コスパが際立つものがすごく売れるんですよ。RX 400シリーズもコスパは本当に悪くない。対GeForceでみても昨年より断然勝負できているので、応援したいですね」とRadeon勢にエールを送っていた。

●R.O.G.ブランドの10周年記念マザー「ROG RAMPAGE V EDITION 10」が登場!

 マザーボードで異彩を放っていたのは、ASUSTeKのX99マザー「ROG RAMPAGE V EDITION 10」だ。2006年発売のnForce 590 SLI MCPチップセット搭載マザー「CROSSHAIR」以来続くR.O.G.ブランドの10周年記念モデルで、税込み価格は7万4000円弱となる。

 E-ATXの基板にLGA2011-v3互換のOC向けソケット「OC Socket」やOC用電源回路「Extreme Engine Digi+」、重量のあるカードにも耐える高耐久のPCI Expressスロット、イルミネーション機能「ROG Aura」などを搭載し、ゲーム用のUSB DAC「SupremeFX Hi-Fi」も同梱する。U.2とM.2を各1基、USB 3.1 type-A/C端子を各2基備えるなど、インタフェースも充実している。

 入荷したドスパラ パーツ館は「あらゆる機能や技術を詰め込んだ、本当に贅沢なマザーですね。価格的に手が出しづらいところはあると思いますが、存在感はかなりのものがあります」と話していた。

 ASUSTeKはこうした超ハイエンドなモデルをお盆前後に出すことが多い。2014年にはROG Armorを備えた熱のこもりにくいZ97マザー「MAXIMUS VII FORMULA」、2012年にはZ77の同社ハイエンド「MAXIMUS V EXTREME」と「MAXIMUS V FORMULA」を投入したほか、2010年と2009年には当時のハイエンドGPUを2基組み込んだ限定生産のグラフィックスカード「ARES/2DIS/4GD5」と「MARS」で注目を集めている。

 このため、「まあ、ASUSTeK恒例のすごい奴という感じですね」といったコメントを複数のショップで効いた。

●CORSAIR「400C白」やAntec「GX1200」など注目PCケースが続々

 お盆期間はマシン一式を組みに来る人も多く、PCケース売り場も盛り上がる。この好機は新製品ラッシュにつながりやすい。

 CORSAIRから登場したのは「400C」のホワイトモデル。フロント側のドライブベイがなく、スペースを水冷ラジエーターや長大なグラフィックスカードに使えるレイアウトとなっている。215(幅)×425(奥行き)×465(高さ)mmのサイズながら、360mm長のラジエーターや370mmまでの拡張カードが挿せる仕組みだ。税込み価格は1万8000円前後。

 TSUKUMO eX.は「HDDやSSDは電源ベイと隣接する場所やマザーボード裏に固定できる流行のレイアウトで、コンパクトながら拡張性が高いんですよね。左側面は透明アクリルなので、中身をきれいにディスプレイしたい人におすすめです」と話す。

 Antecの「GX1200」も似たレイアウトを採用している。200(幅)×510(奥行き)×520(高さ)mmのケースで、フロントには5インチベイを2基設けているものの、シャーシは最小限に留めており、フロント上部の自由度が高い。360mm長のラジエーターや410mmまでの拡張カードが搭載可能だ。税込み価格は1万3000円前後。「こちらもよく似たレイアウトで、大容量ストレージがほしい場合は2台の3.5インチHDDと、3基の2.5インチドライブでいかようにもできますからね。ライティングも栄えますし、割安感もあるので売れてくれるといいですね」と話していた。

●SeagateのリブランドHDD「BarraCuda」の3TB&2TBモデルが売り出される

 ストレージで目立っていたのはSeagateだ。7月末に登場したNAS向け10TB HDD「IronWolf ST10000VN0004」に引き続き、先週はスタンダードシリーズ「BarraCuda」の3.5インチモデルが2種類店頭に並んだ。3TBの「ST3000DM008」と2TBの「ST2000DM006」で、税込み価格は順に9000円前後と7000円前後となる。

 某ショップは「モノもコスパもこれまでのSeagateどおり。良くも悪くも、ブランドの交通整理をしたという印象ですね。まあ、メーカー側がキャンペーンに力を入れているので、そのぶんのうまみはあると思います」と淡々と話していた。

 そのほか、Crucialからも新しいM.2 SSDが売り出されている。SATA接続の275GBモデル「MX300 CT275MX300SSD4」で、価格は8500円前後だ。M.2 2280に準拠し、シーケンシャルライトは500MB/s、リードは530MB/s。入荷したパソコンSHOPアークは「SATA接続のM.2 SSDはコスパが第一となるので、このモデルも価格がこなれれば定番化するかなと思います」と語る。

最終更新:8月15日(月)20時37分

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