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【エルムS】リッカルド 重賞初挑戦Vの要因

東スポWeb 8月15日(月)21時47分配信

 GIIIエルムS(14日=札幌ダート1700メートル)は7番人気の伏兵リッカルド(セン5・黒岩)が優勝。ゴール前はクリノスターオーの追撃をクビ差で封じた。オープン初戦、それも初の重賞挑戦でタイトルを獲得した要因はどこにあるのか?

 先手を奪ったモンドクラッセ、2番手の外へつけたクリノスターオーを見る形で中団を追走。絶好のポジションで追走していたように見えたリッカルドだが、手綱を取った黛は「本当はもう1列前へ行こうかと思っていた」。

 しかし、結果的にこの位置からでも問題はなかった。3角過ぎから先に動いていったのはブライトライン。これを目標に位置を上げていくと、直線入り口では楽な手応えで2番手の外へ。「4角手前でこの手応えなら…と思った。競馬に注文がつかないタイプ。レースが上手ですね」のコメント通り、他の馬とは脚色が明らかに違う。重賞常連組を力でねじ伏せた直線の走りは圧巻で、クビ差という着差以上の強さを感じさせた。見た目のパフォーマンスだけでなく、2着クリノスターオー、3着モンドクラッセとは同斤量。その価値は相当に高い。

「4角で先頭に立つ形。どこまでしのげるかと思ったけど、直線はこれまでで一番のはじけ方をしてくれた。レース後の回復が早くなり、コンスタントに競馬を使えるようになって力をつけてきましたね」と黒岩調教師はここにきての充実ぶりを語る。以前は疲れが残りやすく、体調を整えるのに苦労したとのことだが、5歳を迎えて体質が強化。狙ったレースを使えるようになったことが結果につながっているようだ。

 本格化を迎える前でも掲示板を外したのは4回だけ。イメージ以上に堅実なリッカルドの今後は明るい。叩き上げで一戦ごとに力をつけてきた地道なタイプ。だが、確実にダート界トップとの差が詰まっていることは、この日の一戦で証明された。未定とされる次走でのさらなるパフォーマンスに期待したい。

最終更新:8月15日(月)22時46分

東スポWeb

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