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「原爆の日」テーマにした広島の生徒の鉄道模型、コンテストで大臣賞

高校生新聞オンライン 8月15日(月)21時30分配信

 広島城北中学高校の鉄道研究部が、「原爆の日」に地元広島市で行われる灯籠流しをテーマにした鉄道模型を作り上げ、鉄道模型のコンテストで最優秀賞に輝いた。平和への願いを込めた作品だ。

8月6日の灯籠流しを表現

 大会は、「第8回全国高校鉄道模型コンテスト2016」(8月6・7日、東京ビッグサイト)。模型の規格によって「モジュールレイアウト」「一畳レイアウト」「HOゲージ車両」の3部門がある。最多の155校の参加があった「モジュールレイアウト部門」はNゲージサイズの鉄道が走行するジオラマを制作する。4度目の参加で初の最優秀賞(文部科学大臣賞)を受けた広島城北中学高校の作品は「原爆ドームと灯籠(とうろう)の流れる元安川」。8月6日の「原爆の日」に地元広島市で行われる灯籠流しを表現したメッセージ性の強い作品だ。

「原爆ドーム」針の一本までこだわり

 部員たちは、大会開催日にあわせて、灯籠流しを組み込んだジオラマにしようと考えた。「広島県の高校だからこそ、この作品を作る意義があるのではと思いました。他県民のみなさんにも『原爆の日』、そして平和への願いをあらためて感じてもらえたら」(部長の吉田亘貴君・高校2年)

 中学生を含む部員8人が6カ月かけて制作した。既成品の模型をなるべく使わず、細かな装飾品まで部員の手作りを心掛けた。特に力を入れたのは、粘土で製作した原爆ドーム。ドームの部分は針金を一本、一本ハンダ付けし、半壊した実際の原爆ドームの雰囲気に近づけるように細部までこだわった。灯籠流しが行われる夜の時間にあわせて、原爆ドームや灯籠がライトアップする仕掛けは、審査員や観客から高く評価された。「お客さんから見えにくい場所も手を抜かず、丁寧に仕上げたことが好評価につながったと思います」(吉田君)

世界にメッセージ発信したい

 広島城北中学高校は、11月に米国で開催される鉄道模型の国際大会に招待され、受賞作も日本代表として展示される。吉田君は「ジオラマを通じて、世界に平和へのメッセージを伝えていきたい」と意気込んでいる。

高校生新聞社

最終更新:8月15日(月)21時30分

高校生新聞オンライン

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