ここから本文です

残りの夏休みの過ごし方 1日にどれくらい勉強をさせるべき?

ベネッセ 教育情報サイト 8月15日(月)14時0分配信

「夏休みだからといって、遊んでばかりだけれど大丈夫かしら……」という心配の声がよく聞かれます。学校のない夏休み、1日にどれくらい勉強をさせるべきかはとても気になるところでしょう。これまであまり勉強できなかった場合は、特に気がかりですよね。教育評論家の親野智可等先生にお考えを聞きました。残りの夏休みの過ごし方として参考にしてください。

夏休みだからこそ、自由な時間を大切にしたい

1日の勉強時間の目安は「学年×10分」と、よくいわれます。つまり、1年生は10分、6年生は60分ということになります。なお、受験をする場合は、「学年×20分」ともいわれます。この場合、6年生は120分になりますね。

もちろん、子どもによってやる気や能力は異なりますから、子ども自身が「やりたい!」と言うのなら、もっと勉強させても全くかまいません。保護者の方が決めるのではなく、子どもと相談して無理のない範囲で取り組んでください。

夏休みは学校がありませんから、「もっと勉強したほうが良いのでは?」と心配する保護者の方もいると思いますが、宿題の時間も含めて上記の時間で十分というのが、私の基本的な考えです。宿題も、だいたいこれくらいの時間机に向かえば終わる程度の分量になっているはずです。

そうすると、けっこう時間が余りますよね。ダラダラと過ごすのはよくないと思われるかもしれませんが、夏ですから、そんなのんびりした過ごし方もありではないでしょうか。ちなみに、欧米の小学校の夏休みに宿題はほとんどありません。そもそも、“vacation”(バケーション/休暇)の語源は、“vacuum”(バキューム/真空)、つまり真空地帯のように、「何もしない」という意味ですから。

といっても、せっかくの夏休みを有意義に過ごしたいというのなら、日頃、子どもがやりたがっているのにやれていないことにチャレンジするのがおすすめです。工作や絵画、プラモデル、昆虫採取、サッカー、裁縫……など、本当に何でもかまいません。やらされるのではなく、やりたいことに夢中で取り組むことは、広い意味での勉強になります。

1/2ページ

最終更新:8月15日(月)14時0分

ベネッセ 教育情報サイト