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相模原19人刺殺、施設職員が防御訓練 70人参加、新座署が実施

埼玉新聞 8/15(月) 10:30配信

 相模原市の知的障害者施設で発生した19人刺殺事件で、福祉施設の防犯や警備強化が求められる中、埼玉県の新座署は新座市内の障害者施設に勤務する職員を対象にした「不審者対応訓練」を実施した。

 訓練には市内23施設と同市職員の計約70人が参加。高橋政男署長は「まず不審者を侵入させないための施設の施錠と確認作業。2番目に110番通報と職員の役割分担による入所者の避難。そして、警察官が到着するまでの防御」の重要性を説いた。

 訓練は無差別殺傷事件を想定し、不審者に扮した警察官を職員らが刺又(さすまた)で防御するという流れで行われた。署員2人が刺又の使い方や機材がない場合の防御の方法などを実演で指導。参加者たちは、刃物所持の不審者に扮(ふん)した同署員を相手に、刺又による防御訓練を行った。

 参加した障害者施設の並木大治さん(46)は「刺又は肘を上げて脇を締めないとうまく使えない。体験するとしないでは大違い」。渡辺康子さん(39)は「自分が向かうよりも、相手が迫ってくることに恐怖を感じた。実際の現場で相手に立ち向かえるかは不安があるが、威嚇すればひるむこともよく分かった」などと話していた。

最終更新:8/15(月) 10:30

埼玉新聞