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腐らず、仲間支え 「経験生かし活躍を」

カナロコ by 神奈川新聞 8月15日(月)7時0分配信

 14日に行われた高校野球の全国選手権大会で、横浜は履正社(大阪)との優勝候補対決とみられた大一番で敗れた。甲子園球場のベンチ裏では、ボールボーイを務めた濱野大空(そら)選手(3年)が、悔しさと戦っていた。

 神奈川大会までは背番号18でベンチ入りしていた濱野選手。だが、決勝戦の直後に発表された18人の甲子園メンバーに自分の名はなかった。「喜んでいたときにいきなり言われて。優勝も味わえず、こんなあっけないものかと思いました」。それでも腐らず、チームに帯同して仲間を支えることを心に決めた。

 中学時代は遊撃手としてU-15(15歳以下)日本代表でチームメートでエースの藤平尚真投手らと活躍していたが、横浜では挫折の連続だった。「周りの選手の打撃がすごすぎた。目立とうと思っても飛距離では勝てないし、自分の特長を出し切れなかった」。身長166センチ。内野はどこでも守れるが、打線が14本塁打と爆発した神奈川大会でアピールできる場面は少なかった。

 大阪入り後は猛暑の中で連日、メンバーの練習をサポートした。藤平投手も「甲子園で一緒に野球はできないけど、自分たちを一番支えてくれていたのが濱野だった」と感謝する。

 甲子園練習のシート打撃では遊撃の守備にも就いた。「ここでやりたかったという思いが、心の底から出てきました。この経験を無駄にせず、大学で活躍したい」。新たな夢を追い続ける。

最終更新:8月15日(月)7時0分

カナロコ by 神奈川新聞