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平塚の梨、守り抜く 収穫最盛期、農家が汗

カナロコ by 神奈川新聞 8月15日(月)8時0分配信

 暑さで糖度を増し、県内各地で出荷のピークを迎えた梨。平塚市内で3軒が続ける梨園も、早朝から収穫作業に追われている。かつての10分の1ほどに減った市内の梨農家だが、他の名産地に負けない独自の栽培法で“平塚ブランド”を守り続けている。

 湘南農業協同組合・落葉果樹部会長で、約40年梨づくりを続ける横山政則さん(67)=同市上吉沢=の横山果樹園では、主品種の一つ「幸水」がたわわに実り、5時間ほどかけて約450キロを収穫、次々とトラックに積み込んだ。

 開園当時は、市内でも30軒以上あった梨農家。周囲で生産が衰退する中、横浜や伊勢原など県内有数の産地に負けじと、土づくりにこだわってきた。有機肥料と養豚業者から入手した堆肥を併用するなど試行錯誤を重ね、10品種を育てて9月中旬まで収穫期が続くようにするなど、「平塚の梨」をアピールしてきた。

 ことしは天候に恵まれ、甘みも増していると太鼓判を押すのは、横山さんの長男で農園2代目の篤正さん(38)。「喜んでもらえるおいしい梨づくりを受け継いでいきたい」と汗を拭った。

 横山果樹園などの梨はJA湘南の直売所「あさつゆ広場」(同市寺田縄)や庭先直売所などで販売。問い合わせは、市園芸協会果樹部会事務局電話0463(35)8103。

最終更新:8月15日(月)8時0分

カナロコ by 神奈川新聞