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桂ざこば「協会の会館、売ってまうで」

Lmaga.jp 8/15(月) 21:00配信

9月に「サンケイブリーゼホール」(大阪市北区)で独演会を予定している落語家の桂ざこばが15日、記者懇談会に出席。人情味あふれる語り口で人気のざこばが、上方落語への思い、米朝一門などについて赤裸々に語った。

独演会では『へっつい幽霊』『強情』『遊山船』の三席を披露する予定で、「『強情』は僕が掘り起こしたというか、誰もやってなくて。朝日放送でテープを見たときに、こんなネタ知らんなぁって、演芸の方に倉庫でいろんなテープを見せてもらって。『強情』って聞いたことないな、合うんちゃうかなと。そしたらうちの師匠(桂米朝)も、えらいもん見つけてきたな。これな、東京では『意地くらべ』いうんやでと言われて。で、やりだしたんですわ。(独演会では)二席でもええと思ったんやけど、事務所的に『三席せえ』という空気があったので、三席にしました」と語ったざこば。

また、この独演会には、弟子・桂りょうばが「サンケイホールブリーゼ」に初登場する。りょうばは、ざこばの兄弟子で「爆笑王」と呼ばれた天才落語家・桂枝雀(1999年没)の長男。かつてはヴィジュアル系バンド・グルグル映畫館のドラマーとして活躍。43歳という遅い入門ながら、その偉大なDNAに周囲の期待はすこぶる高い。

ただ、師匠のざこばは、「まだ、ちょっとちっちゃい。(枝雀)兄ちゃんの空気が残ってるし。親子やから当たり前やけど、仕草も似てる。でも、兄ちゃんとはタイプが違うから、兄ちゃんを目指さんと、自分なりの落語をしいやと僕は言ってますね。兄ちゃんも教えたったらええのにな、夢に出てきて。やる気があれば、出てくると思うで。僕も米朝が出てくるときあるもん。『お前、まだそんなことやっとるんか』って。兄ちゃんも出てくるし。悩んでたら出てくる。(りょうばは)悩んでないねんな。まあ、出てきてるんかもしれんけど」と、厳しい言葉を投げかけるもその期待は高そうだった。

さらに、話題は上方落語協会についても。最大派閥・米朝一門筆頭であるざこばを会長に推す声が多いことについて、当の本人は「(そういう声は)ほんまのこと言うたら、ある。でも、絶対にならない! 票が入ったらどうするねんと言われるけど、まず一門に(ざこばに票を)入れるなと。うちのが入れたら、絶対怒る。(会長になったら)上方落語協会の会館、あんなもん売ってまうで・・・うそやで。うそやでー!もう言わんとこ。書くな言うても書くやろ?」と、冗談とも本気ともつかないコメントで記者たちの爆笑をさそった。

最終更新:8/15(月) 21:00

Lmaga.jp