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与党新代表を招いた大統領府昼食会にトリュフ…「王も酷暑では減膳令」

ハンギョレ新聞 8/15(月) 15:03配信

朴大統領と李貞鉉代表の昼食会の豪華メニューが問題に 最高級食材のトリュフやキャビア 民心から遠い宮殿の食卓 金武星前代表には一般の中華料理コース

 「朝鮮王朝時代の王も日照りや酷暑などで民が苦労している時は『減膳令』を下した。王の食膳に載せるおかずの種類を減らしたのだ。苦痛を分かち合うふりでもすれば、民の生活を少しは理解できるということは朝鮮時代の王でさえ知っていた」

 歴史学者のチョン・ウヨン漢陽大東アジア文化研究所・研究教授が最近、自分のツイッターに朴槿恵(パククネ)大統領とセヌリ党新指導部の11日の大統領府昼食メニューについて、こう書いた。チョン教授は「セヌリ党新執行部を招いた大統領府昼食会にキャビアやトリュフなど豪華メニュー…。あんなもの食べながら庶民の家庭電気料を6千ウォン(約550円)削減する問題を真剣に議論したというのですね。わずか数千ウォンでぐずる庶民がどれほど情けなく見えただろう」と書いた。

 昼食では、セヌリ党の李貞鉉(イジョンヒョン)代表が好きなメニューなので朴大統領が特別に用意したという「冷麺」が関心を集めた。しかし、庶民の料理である冷麺に加えられた残りのメニューを見ると、トリュフ、キャビアサラダ、フカヒレの煮込みなど最高級食材が使われていた。ロブスター、韓牛カルビ、スズキ料理などもあった。

 政治評論家のユ・チャンソン氏も「私たちが見たのは民心とは遠い対岸にある宮殿のテーブルだった」と指摘した。ユ氏は最近、自分のフェイスブックに「トリュフは地中の宝物と呼ばれる高価なキノコという。フランスのルイ14世がよく食べていた宮殿にふさわしい料理のようだ。カルグッス(そば)を出したYS(金泳三<キムヨンサム>)が懐かしい」と書いた。さらに「トリュフがある食卓から分かるもう一つのメッセージは、国民の目など気にならないというものだ。自分たちが歓迎して楽しければ、それまでのことで、その光景が前回の総選挙で親朴槿恵系議員を審判した国民の目にどう映るかは眼中にもない。だからその場でトリュフとキャビアを楽しむことができた。大統領府のトリュフは単に『食べること』ではなかった。そこには見過ごすことができない強い政治メッセージが込められていた。そこでトリュフがどんな食べ物なのか検索することになる私たちが不憫で辛くなる。私たちが見たのは、民心とは遠い対岸にある宮殿のテーブルだった」と書いた。

 トリュフの場合、産地と品質によって価格差があるが、14日のインターネットショッピングモール「Gマーケット」の基準で、中国雲南省のトリュフ50グラムが5万6000ウォン(約5100円)で売られている。

 また、共に民主党の議員は自分のフェイスブックに「全額国民の税金で執行される大統領府晩餐会!このメニューはキム・ヨンラン法の対象にならないのか」と書いた(晩餐は昼食の誤記のようだ)。

 問題になると大統領府は14日、「トリュフとキャビア関連メニューが出たのは事実だが、料理の食材として少し使われただけ」と明らかにした。キャビアはサラダにまぶしたくらいで、トリュフも風味をそそる程度で使われたということだ。

 食べることで差別されるほど恨めしいこともない。朴大統領と李代表の昼食面談を見守っていた金武星(キムムソン)前セヌリ党代表も複雑な心境のようだ。2年前に非朴槿恵系の金前代表が党権を握った時も、朴大統領は党指導部を大統領府に招き昼食会を開いた。当時は単に中華料理コースが出たという。

キム・ナムイル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:8/15(月) 15:03

ハンギョレ新聞

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