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遺族ら800人冥福祈る 県戦没者追悼式

北日本新聞 8月15日(月)15時43分配信

 県戦没者追悼式が15日、県民会館であり、遺族ら約800人が戦没者の冥福を祈り、平和や非戦への誓いを新たにした。参列した遺族の平均年齢は75・6歳(前年は74・9歳)で初めて75歳を上回り、戦争の体験をどう継承していくかが課題となっている。

 石井知事が「平和の尊さを次の世代に語り継いでいくことが、今を生きる私たちの重要な使命」と式辞を述べ、参列者全員で黙とうをささげた。大野久芳県議会議長、市町村代表の金森勝雄舟橋村長、田原政信県遺族会長が追悼の言葉を述べた。

 戦没者の妻を代表して、陸軍衛生曹長だった夫を亡くした酒井ソノヱさん(97)=上市町竹鼻=、遺児を代表して、海軍機曹長だった父を亡くした中田好子さん(75)=魚津市木下新=が献花。記憶の風化を防ぐため、今回は初めて孫の代表として、祖父が陸軍上等兵だった寺林賢司さん(55)=立山町日中=も献花した。続いて宮腰光寛、橘慶一郎、吉田豊史の各衆院議員、堂故茂参院議員が花を手向け、参列者も献花台に白いキクをささげて手を合わせた。

 県内の戦没者は3万761人。うち軍人軍属戦没者は2万4974人、外地一般邦人死没者は3043人、戦災死没者は2744人。追悼式は1963年から毎年開き、54回目。

北日本新聞社

最終更新:9月1日(木)15時35分

北日本新聞