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債券下落、日銀金融政策の不透明感が重し-先物は約1週間ぶり安値

Bloomberg 8月15日(月)7時56分配信

債券相場は下落。日本銀行の金融政策をめぐる先行き不透明感から、売り圧力が強まった。長期国債先物は9日以来の安値を付けた。

長期金利の指標となる新発10年物国債の343回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値から1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.095%で取引を開始した後も売りが優勢で、マイナス0.085%に水準を切り上げた。新発2年物の367回債利回りはマイナス0.17%、新発5年物の128回債利回りはマイナス0.155%を付け、それぞれ3bp上昇する場面があった。

三井住友銀行の宇野大介チーフストラテジストは、過剰な追加緩和期待でマイナス金利深掘りを期待して10年債利回りがマイナス0.3%まで行っていたので、それが剥落していると言い、「適用金利のマイナス0.1%に収れんしている」と指摘した。

13日付の日本経済新聞によると、金融庁は日銀のマイナス金利政策が、3メガ銀行グループの2017年3月期決算で少なくとも3000億円程度の減益要因になるとの調査結果をまとめた。収益悪化が銀行の貸し付け余力の低下につながるとみて、日銀に懸念を伝えたという。

バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「金融庁がまとめたマイナス金利政策の悪影響についての週末の報道を受けて、やはりマイナス金利の深掘りは難しい、どちらかと言えば据え置き、場合によっては撤回もあるのではないかといった見方が出てきているのではないか。それが朝から短中期ゾーンの弱含む要因になっている」と指摘した。

この日の長期国債先物の中心限月9月物は前週末比4銭高の151円65銭で取引を開始。その後は下落に転じ、一時35銭安の151円26銭と9日以来の安値を付けた。結局、26銭安の151円35銭で引けた。

押久保氏は、「先物は米債が買われた割に弱く、現行の金融政策のフレームワークを強化するのは厳しいのではないかとの見方が強まっている」と語った。

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最終更新:8月15日(月)15時41分

Bloomberg