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ブラジル大統領代行、10-12月の景気回復見込む-政府経済チーム高官

Bloomberg 8月15日(月)11時2分配信

ブラジル経済にはリセッション(景気後退)の最悪期からの脱却を示す初期の兆しが散見されるものの、同国政府は明確な回復を今年10-12月(第4四半期)まで予想していない、とテメル大統領代行の経済チームの高官1人が説明した。

同高官は匿名を条件に、ブラジル経済は高まりつつある楽観的な見方に応えるにはまだ幾分時間が必要だと語った。依然として議会の承認待ちとなっている政策も複数あると付け加えた。

12日にブラジル中央銀行が発表した6月の経済活動指数が前月比0.23%上昇となったことを投資家らは好感。伸び率は2014年12月以来の高水準で、上昇は今年2回目。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想中央値は0.2%上昇だった。

ブラジル中銀によるエコノミスト調査では、年内はこれまでより緩やかながらリセッションが続き、来年によりしっかりとした回復がみられるとの予想が示されている。消費者および産業の信頼感も上向いてきており、小売売上高と鉱工業生産の若干の伸びをもたらしている。

ただ、ブラジル経済は依然多くの課題も抱えている。政策金利は20カ国・地域(G20)中で最も高いものの、インフレ抑制につながっておらず、政府の歳出抑制の取り組みは財政赤字削減に大きな成果を挙げていない。ゴールドファイン中銀総裁は12日、サンパウロでのイベントで、政策当局者は信頼を一段と回復しインフレを抑制するために改革実施が依然として必要だと警告した。

原題:Temer Said to Expect Brazilian Recovery in Fourth Quarter (3)(抜粋)

Mario Sergio Lima

最終更新:8月15日(月)11時2分

Bloomberg