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上空3万5千フィート、新たな商機-中国が空の携帯利用規制を緩和か

Bloomberg 8月15日(月)12時29分配信

中国の航空機を利用する大勢の旅客は間もなく、望みがかなうかもしれない。中国当局が機内での携帯電話利用制限の解除を検討しているからだ。実現すれば、現在は先進国・地域のみで認められている飛行中のインターネット接続に一段と道が開かれる。

中国民用航空局の飛行標準局運輸部の朱涛部長はインタビューで、機内での電子機器利用を制限する規則を修正する法案取りまとめが現在進んでおり、基準が年末か2017年の早い時期までに緩和される見通しだと述べた。米国と欧州の規制当局は約3年前に安全基準を改定している。

中国でも基準修正が承認されれば、乗客は巡航高度にある機内でスマートフォンを使ってインターネットサーフィンや微信(ウィーチャット)などのアプリ利用、オンラインショッピングなどができるようになる。世界最大の人口を抱える同国では、スマホがウェブ閲覧に最も多く使われている。

中国の航空旅行市場は世界2位の規模。激しい競争を繰り広げる同国の航空会社50数社にとって、規制緩和は電子商取引の機会提供につながる。国内の新たな富裕層の購買力を機内で引き出すことが可能になるからだ。フロスト・アンド・サリバンによれば、飛行機の旅客を対象とする電子商取引の市場規模は20年までに世界全体で17億ドル(約1720億円)に達する見通し。昨年は14億ドルだった。中国東方航空や春秋航空は既に準備を進めている。原題:Coming Soon: WeChat at 35,000 Feet as China to Ease Mobile Rules(抜粋)

Crystal Tsz Ching Tse

最終更新:8月15日(月)12時29分

Bloomberg