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IBMやMSも協賛、女子向け無料プログラミング講座「Girls Who Code」

リセマム 8月16日(火)12時15分配信

 2012年にニューヨークで生まれた米国の非営利団体「Girls Who Code」は現在、女性がプログラミング技術を身に付け、21世紀型のチャンスに挑戦してもらうことを目指し活動を続けている。ミッションは、テクノロジー業界における男女差をなくすこと。

Girls Who Code 創立者兼CEO Ms. Reshma Saujani

 Girls Who Codeによると、1984年にコンピューターサイエンスを専攻した卒業生の37%は女性だったが、現在では18%に留まっており、テクノロジー業界への女性進出の少なさが問題視されている。2020年にはコンピューター関連の仕事は140万件ほどになると見込まれ、米国内の学生はその内29%の仕事に就くと予想されるが、女性に限定するとその数はわずか3%。オバマ政権が掲げている「Computer Science for All」の政策も手伝って、全米では現在、コンピューターサイエンスの教育が普及し始めているが、Girls Who Codeはコンピューターサイエンス業界における男女格差をなくすことを目的に活動している。

 おもな活動はふたつ。6~12グレードの女子生徒を対象とした「クラブ・プログラム」と、10・11グレードの女子生徒を対象とした夏期7週間の「サマー・イマージョン・プログラム」だ。参加はすべて無料。

 「クラブ・プログラム」は、学校などの会場で長期休暇を除いた放課後や週末の週2時間でプログラミングを学ぶプログラム。「サマー・イマージョン・プログラム」では、ワークショップに参加したり、女性のエンジニアや起業家などから話を聞いたりしながら、コンピューターサイエンスについて学ぶ。自分の商品を開発し、クラスメートに発表することにも挑戦する。交通費と住居費のための給付金も支給される。

 2016年度の申込みはすでに終了しているが、これまではIBM、マイクロソフト、ゴールドマンサックス、JPモルガンなどの協賛企業が会場となり、現在はニューヨークやボストン、シカゴ、ワシントンDCなど全米11都市で78のプログラムが行われてきた。

 なお、「Girls Who Code」の卒業生の多くは、コンピューターサイエンスに関する学部への進学を検討しているという。実際にハーバード大学やスタンフォード大学を始めとするトップ校でコンピューターサイエンスを専攻しているOGもおり、今後の活動に期待がかかる。

《リセマム 池野サキ》

最終更新:8月16日(火)12時15分

リセマム