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高齢者“乙女”に 真嘉比のデイサービス 純白ドレス、メークも

琉球新報 8月16日(火)5時0分配信

 エステティックサロン「ローズヒップ」(新垣雅美代表)のスタッフが2日、那覇市真嘉比の「デイサービス琉球の街真嘉比」を訪れ、81~95歳の利用者ら8人のメークやドレスアップを手掛けた。戦中戦後の厳しい社会の中でウエディングドレスを着る余裕などなかった利用者ら。純白のドレスに身を包んでランウェイを歩くと、乙女のような笑顔がはじけた。

 施設のアンケートで「ウエディングドレスを着てみたい」と答えた利用者8人が挑戦した。チーク、つけまつげ、口紅。プロのメークで見違えるほど変身した利用者らはほかの利用者の前でドレス姿を披露した。普段なら器具を使って歩く利用者が補助なしで元気にランウェイを歩く場面もあった。

 初めてドレスを着た新里正枝さん(95)は「もっと若い時に(ドレスが)あったら良かったなと思う。でも(ドレスを着ることができて)長生きして良かった」と喜んだ。亡くなった夫にも「見せたかった」とはにかんだ。

 施設スタッフの喜納さとみさん(42)も初めてウエディングドレスを着た。サプライズで県外で暮らす娘や息子が登場し、感謝の手紙を受け取った。

 ローズヒップの新垣代表は「戦後の大変な中を生き抜いて今の社会をつくった人たち。メークで元気になってくれたらうれしい」と話した。

琉球新報社

最終更新:8月16日(火)10時31分

琉球新報