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モズク生産1万4000トン 2年連続不作、目標下回る

琉球新報 8月16日(火)10時50分配信

 沖縄県もずく養殖業振興協議会は15日までに今期の県内モズク生産量の推計をまとめ、昨年を約千トン上回る約1万4千トンとなる見通しとなった。生産目標である1万9千トンを5千トン近く割り込む不作となる。2年連続の不作が響き、昨年からのモズクの在庫状況も厳しく、加工業者からは供給に懸念の声が上がり始めた。

 今期は冬場の暖冬や日照不足、1月の寒波がモズク生産を直撃し、4月までの収穫量は昨年を大幅に下回る地域が相次いだ。4月後半以降は天候が安定したため、5月以降の収穫期後半の生産が回復基調となり、前半の不振を取り戻した。

 県内一のモズク産地である勝連漁協は「天候回復で5月以降の収穫が順調に推移した」と話し、昨年に比べ生産量が増える見通しとなった。主要産地である知念漁協は「一時は(不作だった)前年比で40%の減産も懸念されたが、何とか前年の水準まで戻せた。それでも不作であることに変わりはない」と語った。

 2年連続の不作となり、モズクを買い取る加工業者の間では懸念の声もある。ある加工業者は「原料が不足している。環境が影響し、品質もいいものが少ない印象だ」と肩を落とした。

 県もずく養殖業振興協議会は23日に開く総会で生産技術講習会を開くことなどを確認し、今後の増産につなげていく考えだ。

琉球新報社

最終更新:8月16日(火)10時50分

琉球新報