ここから本文です

お店で勉強「はかどる」 地域連携、子に居場所 6事業所、スペース提供

琉球新報 8月16日(火)11時1分配信

 那覇市首里汀良町周辺のPTAや学童クラブ、事業所の有志らが6月に「城東小学校区未来わくわく会」(安里幸治会長)を設立し、学校とも協力して子どもの居場所づくりに取り組んでいる。従来から「すい・こども食堂」などの活動に取り組んでいる「汀良児童クラブ」に加えて、コープ首里など城東小前の県道29号に面した複数の事業者も店舗内のスペースを提供し、子どもたちが夏休みの宿題などに励んでいる。


 駄菓子や文具などを扱うオフィスプラザ(市首里石嶺町)は、店舗内の一角に机といすを設置した。子どもたちは冷房の効いた室内で宿題に取り組んでいる。永山美佳乃さん(11)=城東小5年=は「涼しくて集中できるし、友達と教え合いながらできるから楽しい」と話す。

 同店を経営するニシハラの仲間貞子社長は、城東小校区で朝のラジオ体操の責任者を務めている。PTAでの活動経験も踏まえ「子どもたちの悩みも聞いてあげられるような活動にしていきたい」と話した。

 学習場所を提供している事業所などは現在他に、コープ首里、汀良児童クラブ、汀良郵便局、洋菓子店「ティーパンパン」、「サポートセンターiとぉ~ち」と計6カ所。学校を通して児童にチラシを配り、利用を呼び掛けている。

 安里会長らが「地域活性化の鍵は子どもたち」を合言葉に周辺地域の人々にも呼び掛け、通りの清掃活動などにも取り組んでいる。

 汀良児童クラブの金城博之主任指導員は「近所の事業所なので気軽に立ち寄れるし、買い物に来る地域の人々とのつながりもできる。特に共働き家庭の子どもたちの孤立を防ぐことができる。事業所に出入りすることで、大人が働く様子を見ることもできる」と意義を強調した。

 安里会長は「学校やPTA、事業所、自治会とも連携し、地域のつながりをさらに広げていきたい」と話した。会の問い合わせは金城さん(電話)098(911)3937。

琉球新報社

最終更新:8月16日(火)11時1分

琉球新報