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地震の振動エネルギーを使う制震ダンパー、東京・大手町の複合施設に導入

スマートジャパン 8月16日(火)6時10分配信

 鹿島建設は2016年8月8日、三井物産と三井不動産が東京都千代田区大手町1丁目2番地区で推進している「OH-1計画(仮称)」で、同社が開発した制震オイルダンパー「HiDAX-R(Revolution)」が採用されると発表した。

 OH-1計画は大手町1丁目2番地区の約36万平方メートルの土地に、2棟のオフィスビルを中心とした大規模複合開発を行うもので、2020年2月末の完成を予定している。設計・監理は、日建設計・鹿島建設による設計JV、施工は鹿島建設、デザイン・アーキテクトは東京ミッドタウンも手がけたSkidmore,Owings & Merrill(SOM)が担う。

 政府から「外国企業誘致・ビジネス交流のためのMICE機能強化拠点」として国家戦略特別区域の特定事業として認定されているプロジェクトでもあり、オフィスや多目的ホールの他、高級ホテルなども建設される予定だ。

 このプロジェクトに採用が決まった鹿島建設のHiDAX-Rは、地震による建物の振動エネルギーを一時的に補助タンクに蓄え、揺れを止めるアシスト力として利用する「振動エネルギー回生システム」を搭載しているのが特徴だ。一般的な制震構造と比較して揺れ幅を半減、揺れが収まるまでの時間を約10分の1にまで短縮できるという(図2)。

 OH-1計画では高さ160メートルのA棟と、高さ約200メートルのB棟を建設する。これらのビルにHiDAX-Rを導入することで、風揺れや頻度の高い震度4~5クラスの地震、長周期地震動などに対応し、揺れ幅の低減や短時間での振動の収束を図る。

 HiDAX-Rは現在都内で建設中の大規模プロジェクト3件に続き、今回のOH-1計画への導入で4件目の採用となった。

最終更新:8月16日(火)6時10分

スマートジャパン

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