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オンライン型腸内フローラ検査サービス医療機関でも提供開始

エコノミックニュース 8月16日(火)9時16分配信

 600兆~1,000兆個もの腸内細菌の生育環境「腸内細菌叢(腸内フローラ)」が、肌のトラブル、肥満、便秘、糖尿病、大腸がん、アレルギー、自閉症、うつなど、様々な疾患や体質との関連性が近年の研究で明らかになっている。腸内細菌叢の状態が検査によって知れるサービスが「腸内フローラ検査サービス」だ。オンライン対応型の腸内フローラ検査サービス「Mykinso(マイキンソー)」を提供するサイキンソーは、同サービスの医療機関への提供を開始した。同サービスを導入した医療機関では、検査キットを使用して患者の患者の腸内環境のモニタリング、医療機関に届いた検査結果のレポートをもとに患者の個別健康指導に繋げることが可能となる。また、研究論文の紹介や勉強会への招待など、腸内環境の最新情報の共有を受けることができる。

 腸内フローラ検査サービスを展開している企業・団体は現在で、オンライン型のものでは「マイキンソー」のみとなる。これに似たサービスに遺伝子解析サービスがあるが、遺伝子は生涯変わることがなく、一度検査してしまえばサービスは完結するが、腸内細菌叢に関しては、個人差が大きく、生活環境によっても常に変化しているものであるため、体調を知るために定期的な検査が効果的。腸内細菌叢の研究が進むにつれて、腸内フローラ検査サービスに着目する企業が出てきている。現在の国内企業で腸内フローラ検査サービスを展開しているのは、サイキンソー以外にも15年4月からタカラバイオが一般企業向けサービスを開始したほか、今年5月にはヘルスケアアプリ「ウンログ」を運営するウンログが、クラウドファウンディング「READYFOR」にて腸内フローラ解析「痩せ菌チェック」のプロジェクトを目標金額150万円に対して415万8千円を集め成立させている。また、15年7月よりバイオベンチャーのメタジェンも機能性表示食品開発の森下仁丹と共同で研究開発を進めている。

 腸内細菌叢の研究は比較的最近の分野でまだまだわかっていないことが多く、現在は肥満体質かのチェックがメインだが、研究が進むにつれて検査で判明する項目も増えていく。将来国民が血液検査と同じような感覚で腸内細菌フローラ検査を受けるようになることも充分考えられ、研究進展及びサービス拡充が期待される分野だ。(編集担当:久保田雄城)

Economic News

最終更新:8月16日(火)9時16分

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