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入賞目指し激闘 自転車オムニアムの窪木選手

福島民報 8月16日(火)11時12分配信

 リオデジャネイロ五輪自転車のオムニアムに初出場している福島県古殿町出身の窪木一茂選手(27)=NIPPOヴィーニファンティーニ、学法石川高、日大卒=は14日(現地時間)、苦しい出だしとなったが、3種目目のエリミネーションで果敢に先頭を奪い4位と健闘。前半3種目を終えて11位につけ、同種目初の日本人選手として最高峰の舞台で懸命な戦いを続けている。
 観客が総立ちして歓声を上げる過酷で白熱するレースが幕を開けた。最初のスクラッチは序盤、果敢に先頭に立ったが様子をうかがいながら位置取りを変え13位となった。約1時間後に行われた2選手による個人追い抜きは徐々に差を広げられ18位に終わり総合で17位に下がった。
 その2時間後のエリミネーションは得意のレース系種目だったが、前2種目の結果に落ち込んでいた。飯島誠コーチ(45)から「楽しく走れ」と告げられ気が楽になったという。序盤から2、3番手の好位置を維持しながら先頭集団に入った。とっさの切り込みが鋭く、欧州勢に引けを取らなかった。
 4月に代表に選ばれて以降、苦手のスピード系のタイムトライアル3種目に練習の重点を置き、パワー、瞬発力、スピードを付けた。イタリアに渡りロードレースで長距離を走り、多くの駆け引きを学んだことがレース系の自信につながっている。
 最終種目のポイントレースでは優勝候補同士がけん制している間にうまく抜けてポイントを重ねる作戦を描いている。「前半の11位は納得していない。残るスピード系は自己記録を出し、8位入賞を目指す」と表情を引き締めた。

福島民報社

最終更新:8月16日(火)11時24分

福島民報