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日中友好の象徴だったSMAP 政府関係者も解散を懸念

東スポWeb 8月16日(火)17時5分配信

 SMAP解散の衝撃は、日中関係に影響を及ぼす可能性もある。

「SMAPというグループ名の力は中国でも絶大で、CM起用する企業にとっては、中国での知名度も上げられるという大きな付加価値があった。5人を起用した『USJ』やキムタク(木村拓哉=43)を起用した『タマホーム』などがその典型的な例」(広告代理店関係者)

 中国にも多数のファンを抱えるSMAPは、2011年5月に温家宝首相(当時)が来日した際に中国語で「世界に一つだけの花」を披露。同年9月には中国・北京でグループ初の海外公演を行った。

 その前年(10年)に開催された上海万博でもSMAPのイベント「SMAP上海万博ファンの集い」が6月に予定されていたが、お粗末過ぎる警備態勢が露呈し、直前で中止になった。同年9月には尖閣諸島で漁船の衝突事件が発生し、日中関係が悪化。そのあおりを受け、中国公演が一度は白紙になっていた。

 人気者ゆえ、政治的思惑に左右されてきたSMAPに関しては、英BBCも解散報道の中で「日本と中国、韓国の外交における大使としての役割を担わされた」と紹介したほどだ。

 くしくも中国政府は、「右翼」と警戒する稲田朋美防衛大臣(57)が終戦記念日に靖国神社へ参拝しないように水面下で日本に要請していた。稲田氏はアフリカ・ジブチへの訪問を優先させ、恒例となっていた参拝を見送ったものの高市早苗総務相(55)と丸川珠代五輪相(45)の2人は15日、靖国神社を参拝した。

「このタイミングで解散を発表するというのは、中国に対しても大きなインパクトを残すことになってしまうのではないか。友好のための大きな役割を果たしてきた象徴がここで1つ失われるのは、決して喜ばしいことではない」(政府関係者)

 多少のイザコザがあっても北京公演を成功させたほどのパワーを持っていただけに、SMAPの消滅は国益を損なうことにもなりかねない。

最終更新:8月16日(火)17時5分

東スポWeb