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草花“暑い”戦い 早くも「東京五輪予選」

日本農業新聞 8/16(火) 7:00配信

 ブラジル・リオデジャネイロ五輪で、選手たちが熱い戦いを続ける中、東京・台場でも、2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え“暑い戦い”が繰り広げられている。こちらの選手は草花だ。東京都の企業などで組織する委員会は、東京五輪での会場装飾用として、真夏でも強い草花を選定する試験を進めている。4年後、各国からの来場者を“おもてなし”する有力候補として、オリンピックの関係機関に提案する考えだ。

会場飾る品種提案 実行委員会

 都内の企業などでつくる臨海副都心「花と緑」のイベント実行委員会は、東京テレポート駅前「夢の広場」を中心に、31の庭園で約300品種の草花を展示している。連日の猛暑の中、晴れの舞台を目指し、多彩な花がアピールする。

 展示期間は五輪・パラリンピックの開催期間に合わせ、草花にとって過酷な7~9月。東京五輪で臨海副都心(台場地区など)はテニスやビーチバレー、トライアスロンの競技が予定されている。日差しを遮る建物が少なく、アスファルトの照り返しが強い環境に、いかに耐えられるかが鍵となる。種苗各社や生産者はペチュニア、ニチニチソウ、カラーリーフなどをそろえ勝負に出る。

 審査は計3回。花き関係や公園の専門家7人が、各品種の草姿や花数、花色などをチェックし、点数を付けていく。定植時からの成長率や生育環境の調査結果も加味し、真夏でも元気に育つ「五輪向き」品種を選定、9月下旬に表彰式を開く。

 草花を管理するのは東京港埠頭(ふとう)(江東区)。週1回、1平方メートル当たり20リットルの水を与え、2週に1回、花がら摘みと除草だけをする。「五輪開催時、ボランティアでもできる維持管理を基準にした」という。

 明暗を分ける最終審査は9月7日。この日は4年後、東京パラリンピックの終了直後に当たる。猛暑が続く中、審査日まで咲き続けられるか?

私、金メダル候補? ニチニチソウ「サンダー レッド」

 東京五輪・パラリンピック向けの花の栽培試験は15年から始まり、今年で2回目。15年の最優秀賞は、サカタのタネ(横浜市)のニチニチソウ「サンダー レッド」。耐暑性や花の大きさ、鮮やかさなどが評価され、この他、各社の71品種が入賞品種に選ばれた。今年も最優秀賞を選抜する。栽培試験は20年まで続ける計画だ。

 委員会では試験結果を基に毎年報告書をまとめ、五輪期間中の維持管理について提案する。昨年の報告書では、開催時期に合わせて草花をベストな状態にするためには、6月10日ごろまでに定植するよう助言した。(古田島知則)

日本農業新聞

最終更新:8/16(火) 7:00

日本農業新聞

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