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2050年には全人口の86%が都市へ、スマートシティに重要な5つのテクノロジー

ReadWrite Japan 8/16(火) 22:30配信

人口の都市集中が止まらない。人々はますます地方から都市へと住む場所を移しており、2050年までには先進国の人口86%、途上国の人口64%が都市に住むようになると予想されている。数の限られた都市がこれだけの人口を一手に担うこととなるがゆえに、資源の有効活用は非常に重要である。スマートシティのための技術は、どれだけスムーズに実現できるのだろうか?

このスマートシティの実現に重要な5つのテクノロジーを順に見ていこう。


■1. スマートエネルギー

1つめは、スマートエネルギーだ。スマートエネルギーシステムによりエネルギーの利用は監視、管理され、あらゆる無駄を減らすことができるだろう。Ciscoはこれらの情報を利用することにより、都市のエネルギー効率は20年内で30%向上すると予想している。具体的には、再利用可能なエネルギー資源の利用、給水管理、ゴミ管理システムの活用で汚染を低減し、エネルギー消費を抑えることができる。


■2. スマートな交通機関

2つめは、最近中国がその大きな一歩を踏み出したことで話題の交通をスマート化する技術だ。スマートな交通機関は、我々に最適な移動手段を提供する。Deloitteによると、平均的なアメリカ人が交通移動の際に費やす無駄な時間(立ち往生していて動けない時間)は年間で34時間になると報告している。ちなみに、車社会ではない日本人の平均的な通勤時間は1日往復約1時間、都市であればあるほどその時間は長い傾向にある。

さて、都市の急速な成長により、移動を活発にするための新しい交通ソリューションが求められている。これが解消されれば米国政府は年間で1兆2400億ドルを節約できることになる。徒歩や自転車、複数の交通手段の組み合わせはこの問題を部分的に解決するだろう。ビッグデータの活用により集められた移動パターン情報から、事故の確率を最小化することもできる。新しいソリューションの登場はコスト面でも環境面でも、さらには健康面においてもポジティブな影響を与えることだろう。


■3. スマートインフラ

3つめのスマートインフラは、あらゆるスマートソリューションの基礎となるものだ。新技術でただのデータを“価値ある情報”に変えることにより、都市・地域開発は未来の需要に適合するものとなる。既存のシステムもセンサーや交通パターン、トラッキングシステムにより改善されることになるだろう。


■4. スマートな公共サービス

4つめは、公共サービスである。革新的な通信技術で住民と役所が連絡することにより、都市はより安全かつ清潔になり、一般的な生活水準が向上するだろう。また、住民がゴミやインフラの問題を報告する場合でも、役所はこれまでになく早い対応を取ることができるようになる。


■5. スマートケア

5つめは、スマートケアだ。人口における年齢比率の変化に対応するため、よりスマートなヘルスケアサービスが提供されるようになる(というよりは、されなければならない)。スマート化されたヘルスケア技術は、必要な患者情報を提供するためにあらゆる医療デバイスと繋がることになる。医療側が患者の情報に簡単にアクセスすることができるようになることで、患者は可能な限り最適な治療を受けることができるようになるだろう。


スマートシティ技術は、迫り来る人口問題に関してこれまでの都市管理よりも適した対応を可能にする。このようにリソースを効率的に利用することで、政府は経費の削減、生活水準の向上、未来の世代のニーズに応えることができるようになるだろう。よりスムーズに都市をスマート化するためにも、国全体、世界全体でオープンに取り組みたいものだ。

ReadWrite[日本版]編集部

最終更新:8/16(火) 22:30

ReadWrite Japan