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姫路モノレール「大将軍駅」、解体前に48年ぶり一般公開 700人が惜しむ声

乗りものニュース 8月16日(火)6時0分配信

定員700人で倍率10倍以上の人気ぶり

 兵庫県姫路市は2016年8月13日(土)と14(日)、同市内をかつて走行していた姫路市交通局モノレール線(姫路モノレール)の大将軍駅を2日間限定で一般公開しました。

 姫路モノレールは1966(昭和41)年に開業。姫路(起点)~手柄山(終点)間およそ1.6kmを結んでいましたが、利用客数の低迷などにより1974(昭和49)年に休止、1979(昭和54)年に廃止されました。すでに多くの箇所では橋脚などの撤去が行われていますが、軌道が当時のまま残されている場所もあります。

 1968(昭和43)年まで使われていた唯一の中間駅、大将軍駅も残存設備のひとつ。同駅のホームは高層ビルの4階部分に設置され、単線の軌道がビルを“貫く”特徴的な構造ですが、長い間構内を見学することはできませんでした。しかし今夏にビルの解体が始まることから、今回の見学イベントが企画されたといいます。

 姫路市によると、8月13日(土)と14日(日)の2日間で400人の参加者を募集したところ応募が殺到。定員を700人に増やしましたが、9000人以上から応募があり最終倍率は10倍以上という人気ぶりに。参加者からは「昔乗った以来だったので嬉しい」「ロッキード式は特徴的なものなので今後も残してほしかった」などの声が寄せられたそうです。

「ロッキード式」とはモノレールの方式のひとつで、コンクリート製の軌道の上にさらに鉄のレールを1本敷き、その上を鉄の車輪で走るものです。日本ではこの姫路モノレールと、小田急電鉄の向ヶ丘遊園モノレール線(2000年休止、2001年廃止)でこの方式が採用されていました。

 なお9月22日(木・祝)には「姫路モノレール開業50周年シンポジウム」が開催予定。参加申し込みは往復はがきで8月22日(月)まで受け付けます。

乗りものニュース編集部

最終更新:8月16日(火)6時0分

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