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山口茜のファン急増中 地元を愛する「ゆるキャラ」

福井新聞ONLINE 8月16日(火)8時20分配信

 リオデジャネイロ五輪バドミントン女子シングルスの山口茜選手(19)=再春館製薬所=は他県からの誘いを断り、地元の福井県立勝山高に進学した。地域の指導者や仲間を信じていたからだという。五輪切符を争っていたポイントレースの国際大会を欠場し、全国高校総体を優先した。「茜ちゃんは、いつも地元のことを最優先で考えてくれていた」。高校時代、一緒にプレーしたバドミントン部メンバーは口をそろえる。

 1年先輩で勝山高バドミントン部キャプテンだった山内亜紀さん(19)は「すごい成績を残しているけど、おごらない。ひと言でいうと『ゆるキャラ』かも」と山口選手を評する。小中高と12年間一緒にバドミントンをしてきた杼木愛美さん(18)は、試合では「ずっと笑顔を見せてくれたから落ち着けた。いるだけで安心させてくれた」と話す。

 「地元愛」にあふれる山口選手の姿勢は、勝山市民を魅了してやまない。パブリックビューイング会場となっている勝山市民会館には、山口選手の等身大パネルが飾られ、一緒に記念撮影する姿もある。

 公私ともに支えてきた後援会の平泉きみ枝会長は、高校時代にチームメートや先輩に感謝を忘れない姿勢を間近で見てきた。「高校まで勝山で過ごし、ずっと市民と一緒にいたのが茜ちゃん。自慢に思う人も多い」。山口選手と同じ地区に住む50代女性は「有名になっても素朴でいつもニコニコしている。近くにいた子でもあり、応援に力が入った」。

 五輪のコートでは喜怒哀楽を顔に出すことなくクールだが、山口選手がゲームを楽しんでいることを応援している人は知っている。市内の会社員、松山美和さん(50)は「何か引き付けられるものがあるんですよね」。飾らぬ性格と愛されるキャラクターで、地元の「茜ちゃん」ファンは増え続けている。

最終更新:8月17日(水)8時49分

福井新聞ONLINE