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日本人が大好きな「クワガタ」は地方によって呼び名が違う!?

TOKYO FM+ 8/16(火) 12:00配信

夏です。子どもの頃の夏の思い出というと、虫捕りという人も多いのでは? あるアンケートによると、虫を触われない20代男性は8割に迫るのだとか。とはいえ、最近は子どもたちの虫人気が再燃。危険な虫もいますが、昆虫は身近な生き物だし、観察をしてもとても面白いものです。今回は日本人が愛してきた「クワガタ」のお話です。

夏休み。虫かごと網を持って虫捕りに出かけた思い出、ありませんか?
クロアゲハやオニヤンマ、トノサマバッタ……。
珍しい虫を見かけると大興奮する子どもたち。
中でも「カブトムシ」と「クワガタ」は、男の子のロマンといっても過言ではありません。
特に近年は、クワガタが大人気。
でも、こんなにクワガタが好きなのは、世界でも日本人くらいなのだそうです。

欧米でクワガタをなんと呼ぶか知っていますか?
大体の場合「ビートル」と呼ばれます。そう、カブトムシと同じです。
コガネムシやカブトムシ、クワガタはまとめて「ビートル」と呼ばれることが多いそう。
逆に日本ではその昔、クワガタは何と呼ばれていたでしょうか。
実はその呼び名、地方によってたくさんあるです。

東京では「アカウマ」、九州・四国地方では「スイギュウ」、京都や滋賀では「ウシ」、長野では「ベンケイ」、愛知では「ヘイケ」、大分では「ケンカ」……これ、みーんなクワガタのこと。
古くから、どの土地でも親しまれていた虫だからこそ、こんなにたくさんの名前が付けられているのですね。
ちなみに東京で呼ばれていた「アカウマ」は、ノコギリクワガタのこと。
体が少し赤みがかっているので、こう呼ばれたそうです。
そして、さすがクワガタ、どの地方の呼び名もとても強そうです。

江戸時代に描かれたという、クワガタの絵が残っています。
その描写はとても細かく、大顎が大きいタイプと小さいタイプを区別し、並べて描かれているのだとか。
江戸の人々も、クワガタ観察に夢中だったのですね。

自然すべてに八百万(やおよろず)の神様が宿っていると考えた日本人。
クワガタも木を守る神様のように感じていたのかもしれません。

(TOKYO FMの番組「シンクロのシティ」2016年8月15日放送より)

文/岡本清香

最終更新:8/16(火) 14:25

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