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【高校野球】優勝候補の履正社と横浜、悔やまれる敗戦 2枚看板の継投の難しさ

Full-Count 8月16日(火)20時5分配信

いずれもエース温存、急遽マウンドに送るも…

 第98回夏の甲子園大会10日目、優勝候補だった履正社(大阪)が3回戦で常総学院(茨城)に敗れた。履正社は先発にエース寺島ではなく、もう一人の左腕・山口を起用したが、本来の投球ができず。寺島は2回から急遽登板したが、代わった直後に痛打され、傷口を広げてしまった。

21世紀の甲子園優勝校

 寺島は「急いでください」とベンチからの伝令に準備を早く進めるように言われ、急ピッチで肩を作ったが、力のある本来のストレートになったのは後半からだった。5者連続三振を奪うなどさすがの投球もあった。

 しかし、登板直後の2回には常総学院の有村が「代わったばかりは準備が万全ではないと思っていたので狙っていきました」と寺島から2点三塁打。続く陶山もタイムリーを放ち、リードは広がった。

 履正社は14日の2回戦で優勝候補だった横浜を撃破。2回途中に2度の中断でペースを乱した横浜先発の石川を攻略した。エースのプロ注目右腕・藤平を引きずりだしたが、代わったばかりのところを打線が仕留め、試合を有利に運んだ。藤平はその後、ブルペンで投球練習をして、調子を取り戻していた。

 奇しくも同じような投手起用が勝敗に影響した。実力のある2投手を擁していたこそ、可能だった起用法。だが、いずれも強豪の対戦相手が、ちょっとしたスキを見逃さなかった。2枚看板の継投の難しさと準備不足が失点につながる形となってしまった。

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

最終更新:8月16日(火)20時5分

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