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孫ら世代による「青年部」創設を検討 神奈川県遺族会

カナロコ by 神奈川新聞 8月16日(火)7時3分配信

 県戦没者追悼式が15日、横浜市港南区の県戦没者慰霊堂で行われ、遺族らが県内の戦没者と犠牲者計約5万8千人の冥福を祈った。主催した県遺族会の皆川健一会長(79)は、戦争の記憶を受け継ぐため、孫やひ孫世代による「青年部」の創設を検討していることを明らかにした。

 県遺族会の会員は1963年に約4万3千人だったが、今春は1万2653人まで減少。遺児の平均年齢は75歳となり、会員の高齢化も顕著だ。青年部の設立は他県の遺族会でも進んでおり、皆川会長は式典後「神奈川でも一日も早く結成し、次の世代に引き継いでいきたい」と語った。

 追悼式には約150人が参列し、献花と黙とうで犠牲者を悼んだ。皆川会長は式辞で「戦争の恐ろしさ、悲しみを知らない世代が大半を占める時代。悲惨な歴史を繰り返さぬよう語り継ぐことこそ、み霊の思いに応えることだ」と強調。黒岩祐治知事は「戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代へ継承し、平和でよりよい社会をつくり上げていく」と述べた。

最終更新:8月16日(火)7時3分

カナロコ by 神奈川新聞