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スポーツする子どもが情熱・自信・自己実現高い

ハンギョレ新聞 8月16日(火)13時36分配信

「青少年研究学」6月号論文、高校生270人を対象に調査 スポーツ活動時間、頻度が高いと情熱・自信・自己実現も高い 

 五輪に夢中になった子どもが勉強よりもスポーツ活動にもっと関心を持つ場合、やめさせるべきか、勧めるべきか。子どもが情熱を持ち自信に溢れる大人に育つことを望む親ならば、やめさせる理由はないようだ。

 スポーツ活動が青少年に情熱や心理的な幸福感を引き起こすという研究結果が表れた。学術誌「青少年学研究」の6月号に掲載された論文「青少年のスポーツ参加による運動の情熱と心理的な幸福感の差」(京畿大、パク・ギョンシル、チョン・ユンチョル)によると、青少年のスポーツ活動の参加時間や頻度および経歴が多いほど、情熱や自信、自己実現が高いものと分析された。京畿大のパク・ギョンシル教授らが昨年11月、京畿道安養(アニャン)市の高校生ら270人を対象にアンケート調査を実施し分析した結果明らかになった。

 青少年のスポーツ参加度合によって情熱の程度を測定した結果、スポーツ参加集団の「調和型の情熱」は平均3.08、非参加集団は平均2.66で、非参加集団がやや低かった。研究陣が論文で定義した「情熱」とは、人々が活動に参加することを好みその重要性を発見し、多くの時間とエネルギーを投資する強力な性向を意味する。このうち「調和型の情熱」とは集中や楽しさなど肯定的な心理を誘発する情熱であり、「強迫型の情熱」とは衝突や集中力の低下など否定的な心理状態を刺激する情熱を示す。「強迫型の情熱」はスポーツ参加集団2.08点、非参加集団1.71点と、運動による楽しみも大きいが、競争者との衝突など否定的な感情を感じる程度も大きいという解釈だ。

 だが、スポーツに参加する青少年は、そうでない青少年よりも全般的に心理的な幸福感も高かった。心理的な幸福感を自信、自己実現、没頭の3つの部門に分けて調査した結果、スポーツ参加集団の自信は平均3.52だったが、非参加集団は3.28にとどまり、自己実現も参加集団は3.92で非参加集団3.61より統計的に有意味なレベルで高かった。このような結果はスポーツ活動に参加するかどうかだけでなく、参加時間、頻度、経歴によっても差があった。平均1時間以上、週3回以上、平均2年以上スポーツ活動に参加する場合、情熱が最も高いことがわかった。

 この研究は安養市のある高校の生徒たちを対象としており、一般化に限界はあるとはいえ、これまでこのような研究が成人や運動選手を対象にしてきたため意味がある。著者たちは論文で「スポーツ活動が学校生活の適応力と社会性を高め、学校不適応などによる学校暴力、脱線、非行などの問題に対してもひとつの答となり得る」と説明した。

キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8月16日(火)13時36分

ハンギョレ新聞