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星州住民908人、THAAD配備に抗議の団体剃髪

ハンギョレ新聞 8/16(火) 17:34配信

星州THAAD配備撤回のための闘争委員会 15日に星州の林で5千人参加するTHAAD反対集会を開催

 「815番目に剃髪した方をご紹介します。舞台に上がってください」

 光復節の15日午後5時頃、慶尚北道星州(ソンジュ)郡星州邑公園の外の林で開かれた「THAAD(<サード>高高度防衛ミサイル)撤回と平和を求める決起大会」の第2部で司会を務めたイ・ジェドン星州郡農民会長が舞台の上でこう呼びかけた。しばらくして、髪の毛をすべて剃り落としたある男性が「THAAD決死反対」と書かれた鉢巻きをして舞台に上がってきた。815番目の剃髪者は先月15日、黄教安(ファンギョアン)首相が星州を訪れた際に、トラクターで道を遮った住民イ・シンゴンさん(47)だった。

 イさんは「急に呼ばれて何も用意していなかったから、緊張してドキドキしている」としながら、「黄教安首相が星州に来た時、トラクターで道を阻んだ者です。だから、私にこんな光栄な番号が与えられたようだ」と話した。彼はさらに、「生まれて初めて見た空が星州の空だったし、これまでこの空の下で生きてきた。5万郡民が力を合わせてTHAADを追い出そう」と叫んだ。

 同日午後4時、「星州THAAD配備撤回のための闘争委員会」(共同委員長ペク・チョルヒョン、チョン・ヨンギル、キム・アンス、イ・ジェボク)が開いた決議大会では、住民908人が団体で剃髪を行った。国内で一度に900人以上が髪の毛を剃り落としたのはこれが初めてだ。闘争委員会は光復節に合わせて815人を目標に、剃髪する人たちを募集して番号札を配ったが、目標を超える908人が参加した。

 決議大会には5千人以上が参加した。国防部が星州へのTHAAD配備を発表した先月13日に、この林で開かれた「THAAD配備に反対する汎郡民決起大会」に続き、33日ぶりに星州で行われた大規模な集会だ。当時、決起大会にも約3千人が集まり、「星州へのTHAAD配備に反対」を叫んだ。1カ月を超えた同日の決議大会で、住民たちは「朝鮮半島へのTHAAD配備に反対」を叫んでいた。

 彼らはTHAAD撤回と平和を求める決議文で「星州の聖なる土地、星山(ソンサン)を外勢の軍事基地として永久に明け渡すわけにはいかない。THAADを必ず阻止し、星山を平和の象徴として堂々と子孫に伝える」と明らかにした。

 ペク・チョルヒョン闘争委員会共同委員長は「国民に捧げる文」を通じて「私たちが星州でTHAADを阻止できれば、韓国の地にはTHAADは入ってくることができなくなる。星州の5万郡民が火種になる」と呼びかけた。

 パク・ヒョジョン闘争委員会事務次長は「大統領に捧げる文」を通じて「大韓民国憲法第1条第1項は、大韓民国は民主共和国であると宣言している。民主共和国とは、全ての国民が平等に調和を成して暮らす国のことを言う。5千万のために5万の犠牲を強要するのは、大韓民国が民主共和国であることを宣言した憲法の精神に反する。大統領は、就任する際に読み上げた憲法第69条の宣誓をもう一度思い出してほしい」と述べた。

 同日の決起大会に参加した住民はみな「THAAD決死反対」と書かれた青色の鉢巻をして「THAAD配備決死反対」と書かれた青色の小さなプラカードを振っていた。住民たちは「星州が大韓民国だ。大韓民国が星州だ」、「THAAD配備、決死反対」などのスローガンを一緒に叫んだ。住民たちは夜8時からは慶尚南道星州郡庁前に場所を移して34日目のキャンドル文化祭を開いた。

 剃髪に参加した星州邑住民のキム・サムゴンさん(47)は「星州邑に小中高校とマンションが立ち並んでいるのに、ここからTHAADが配置される星山までは1.5キロメートルしか離れていない。星州郡民すべて死んでも構わないと思うのか、一生畑仕事をして平和に暮していた人たちに対して、政府がなぜこのようなことをするのかが分からない」と声を高めた。

星州/キム・イルウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:8/16(火) 17:34

ハンギョレ新聞

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