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辺野古新基地・高江ヘリパッド中止訴え 米VFP総会分科会

沖縄タイムス 8月16日(火)7時35分配信

 【平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア大学バークレー校で開催中の米市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の第31回年次総会で14日開かれた分科会で、VFP琉球沖縄国際支部(VFPーROCK)のダグラス・ラミス会長と真喜志好一氏が講演した。名護市辺野古の新基地建設と東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止の必要性を訴え、参加者らに協力を呼び掛けた。

 真喜志氏は、新基地建設計画は1960年代の策定案を機能強化したものであり、オスプレイの配備を明らかにしないまま、環境影響評価調査(アセスメント)を進めるなど日米両政府のずさんな手法を説明。辺野古と高江における抗議活動を映像などを用いながら「沖縄を破壊するこの計画を中止しなければならない」と強調した。

 ラミス会長は、「辺野古で抗議したい人々のために、那覇や各市から辺野古行きバスの定期運行が始まり、バスの中で市民らの熱心な政治談義が毎日繰り広げられている」などと草の根レベルの市民運動の現状を紹介し、参加者らの共感を呼んだ。

 昨年9月にバークレー市が採択した沖縄支援決議の草案を策定した同市平和と正義の委員会のダイアナ・ボーン氏は、「VFP総会で採択された2本の決議を自分の地元に持ち帰り、あなたの市や州を動かしてほしい」と要請した。

 同決議を提起した池原えりこさん(同市在住、沖縄市出身)は真喜志氏の通訳として分科会に参加。自身が関わってきた過程を振り返り、「実際に決議が採択されるまで、長い時間と労力を費やしたが、沖縄ではその何十倍もの時間と労力が費やされている」と現場の苦しみを強調した。

最終更新:8月16日(火)9時30分

沖縄タイムス