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ひまりちゃん募金1カ月、まだ2割 経験者「企業、行政も支援を」

沖縄タイムス 8月16日(火)9時50分配信

 拡張型心筋症を患い、早期の心臓移植が必要な森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1歳7カ月)=横浜市=を支援する「ひまりちゃんを救う会」が沖縄県内で活動を始めて、1カ月が過ぎた。13日までに5860万円が集まったが、目標額2億9500万円の2割にとどまる。救う会は7月下旬、県内で初めてうるま市に事務所を置き、寄付の持ち込みにも対応できるようになった。過去に県内で心臓移植の募金に取り組んだ関係者らは「街頭募金や個人の支援では限界がある。企業や行政など組織的な支援が必要」と話す。

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 渡米しての心臓移植を支援する募金活動は県内で、これまで4例ある。

 昨年寄付を募った翁長希羽(のあ)ちゃんを支援する「のあちゃんを救う会」では活動開始1カ月で8128万円が集まり、3カ月余りで目標額3億2千万円を超える3億5513万円に達した。救う会の平良誠共同代表(40)は「街頭募金だけでは目標に届かないが、次の呼び水になる。最初の1カ月は周知期間」と言う。

 2010年12月に活動を始めた要美優(みゆ)さんを支援する「美優ちゃんを救う会」では1カ月と6日で募金1億円を突破し、45日間で目標の1億5200万円に到達。最終的に2億7千万円が集まり、余剰金1億2500万円は松島良生(らい)さんを支援する「らい君を救う会」へ寄付した。

 美優さんの父・俊明さん(51)は「最初の頃は、事務局の電話がほとんど鳴らず、美優が忘れられてしまったと不安だった」と振り返り、「当事者にとっては初めての呼び掛け。『また募金か』と思わないでほしい。行政による支援も必要だ」と理解を求めた。

 陽茉莉ちゃんの父・孝樹さん(30)は「娘は何とか踏ん張ってくれている。一日も早く渡米したい」と話した。

 事務所の住所は、うるま市平良川157共栄ビル200号室。問い合わせは救う会、電話080(7967)0925。

最終更新:8月27日(土)17時45分

沖縄タイムス