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欧州債:ドイツ債下落、薄商いで値動き増幅-低利回り続くとの見方も

Bloomberg 8月16日(火)1時21分配信

15日の欧州債市場ではドイツ国債が下落。一部市場の休場に伴う薄商いで値動きが増幅した。ただ、投資家らは低利回り環境が当面続くとみている。

ブルームバーグがまとめたアナリスト調査によれば、欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは2017年末までにわずか0.4%までしか上昇しないと予想されている。世界的な景気先行き不安が再燃し国債相場が上昇した1月以降、利回りはこの水準を上回っていない。英国が6月の国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択したこともこの動きを助長している。

金利先物動向によれば、欧州中央銀行(ECB)は2018年7月まで利上げに踏み切ることはない見通しで、ドイツ国債の急反転を懸念する根拠はほとんどない。

クレディ・アグリコルCIBの金利ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロンドン在勤)は「緩和拡大への期待がある」とし、「イベントリスクがまだ市場心理に数多く影響を及ぼしている。何よりもまず英EU離脱選択があり、こなす必要のある一連の要因が存在する」と語った。

ドイツ10年債利回りはロンドン時間午後4時4分現在、前週末比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇のマイナス0.069%。7月6日には過去最低となるマイナス0.205%を記録していた。同国債(ゼロクーポン、2026年8月償還)価格はこの日、0.397下げ100.693。

イタリア10年債利回りは2bp上昇し1.06%。一時は過去最低となる1.033%まで低下した。同年限のスペイン国債利回りも2bp上げ0.94%。11日に過去最低の0.913%を付けた。

原題:German Bond Yields Going Nowhere as Central Banks Provide Shield(抜粋)

Lukanyo Mnyanda

最終更新:8月16日(火)1時21分

Bloomberg