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トランプ氏、移民申請にイデオロギー審査導入を提案-テロ阻止で

Bloomberg 8月16日(火)13時40分配信

米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ氏は15日、国家安全保障に関する演説を行い、米国本土でのテロを阻止するため移民申請プロセスにイデオロギー審査を導入し、米国で社会の一員として活躍が期待できる人だけ入国を許可する計画を示した。

トランプ氏はオハイオ州のヤングスタウン州立大学での演説で、「冷戦時代はイデオロギー審査を行っていた。われわれが現在直面している脅威に備えた新たな審査をもっと前に考えておくべきだった。私はこれを徹底した審査と呼ぶ。米国は十分多くの問題を抱えており、これ以上増やすべきではない。そしてこれらの問題は米国がかつて経験したことのないものだ」と論じた。

トランプ氏はその上で、「過去に海外でテロを起こしたことがある国」からの移民申請を適切に選別できる新たな公的プロセスが実施されるまでは、こうした国からの移民受け入れを停止する計画だと語った。

さらに民主党候補のヒラリー・クリントン前国務長官には過激派組織「イスラム国」(IS)のような安全保障上の脅威に対処するスタミナが欠けており、最高司令官には「不適」だと主張した。

クリントン氏を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)はトランプ氏の「徹底した審査」導入案を批判。「コレクト・ザ・レコード」の責任者、ブラッド・ウッドハウス氏は「徹底した審査」は形を変えたイスラム教徒の入国禁止案だと述べ、「トランプ氏はISと戦うため他国と協調したいと主張しているが、実際、彼がこの1年間してきたのは、最も親密な同盟国を非難し、北大西洋条約機構(NATO)を弱体化させることだった」と指摘した。

原題:Trump Calls for Ideology Test to Screen for Terrorists(抜粋)

Kevin Cirilli, Jennifer Jacobs

最終更新:8月16日(火)13時40分

Bloomberg