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園子温のロマンポルノ作品に「エスパーだよ!」の冨手麻妙が主演、初ヌードに挑む

映画ナタリー 8月17日(水)5時0分配信

園子温が初めて挑んだロマンポルノ作品のタイトルが「アンチポルノ」に決定。主演を冨手麻妙が務めていることもわかった。

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本作は、日活ロマンポルノの製作開始45周年を記念した「ロマンポルノリブートプロジェクト」の一環として作られたもの。小説家兼アーティストとして時代の寵児となった主人公・京子の秘密が、虚構と現実の間で暴かれていくさまを描いている。「新宿スワン」「リアル鬼ごっこ」「映画 みんな!エスパーだよ!」など園の監督作に出演してきた冨手にとって、これが長編映画としては初の単独主演作。劇中では初めてヌードも披露している。

またこのたび、本作がフランスで9月に開催される第22回エトランジェ映画祭と、スペインで10月に開催される第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭のコンペティション部門へ正式出品されることも決定。第69回ロカルノ国際映画祭に招待された、本プロジェクトの1本である塩田明彦監督作「風に濡れた女」に続いて、国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミアが行われることとなる。

今回の発表にあたり、園は冨手について「個性的な魅力、豊な肉体、そして並外れた演技力を持つ彼女を晴れて主演として迎えられたことで、はじめて作品が成立したと言って過言ではありません。彼女以外の主演はありえませんでした」とコメント。冨手はヌードに挑んだことに関して「抵抗は全くなかったです。むしろ、『よっしゃー! 脱ぐぞー!!』って感じで(笑)。自分が好きな女優さんはみんなスクリーンの中でヌードになっていて、それがすごくかっこいいし美しかったんですよ」と話した。

なお「ロマンポルノリブートプロジェクト」には、園や塩田のほか中田秀夫、白石和彌、行定勲が参加している。

園子温 コメント
主演・冨手麻妙の魅力について
「新宿スワン」、「みんな!エスパーだよ!」、「リアル鬼ごっこ」、米国MTV製作の短編集「MADLY」の中の“Love of Love”と彼女を続けて起用して、その女優としての才能が開花していく様に常に着目してきました。個性的な魅力、豊な肉体、そして並外れた演技力を持つ彼女を晴れて主演として迎えられたことで、はじめて作品が成立したと言って過言ではありません。彼女以外の主演はありえませんでした。

映画祭からの招待について
私が大好きなフランスとスペインの2つの映画祭でいち早く上映されることは大変光栄に思います。エトランジェ映画祭での私の数々の作品の上映はそれぞれ忘れがたい大切な思い出です。また、シッチェス・カタロニア国際映画祭では、昨年Time Machine Awardという栄誉ある賞をいただきました。長年支持をしてくれている、この2つの映画祭に感謝をいたします。

冨手麻妙 コメント
園子温の監督作に出演することついて
私が映画を好きになったきっかけは、「自殺サークル」を観て園子温監督のファンになった時からです。“園子温監督映画で主演を演じる!”というのが私の目標でした。数年前の自分のインタビュー記事を読んで振り返ってみると、とにかく園さんの作品で演じたいと色々なところで熱弁してました。そして演じるからには絶対主演!と思っていました。ある時“行動あるのみ”だと思い立ち、園監督のトークショーを観にいき、その後に出待ちしました。「冨手麻妙です!! 女優やってます!」と自己紹介したのが園監督との出会いです。数日後、事務所に出演依頼の電話が鳴って「新宿スワン」の出演オファーがあり、そこで初めて園監督に私の芝居を見てもらい、その後続けて園監督の作品に出演させていただきました。毎回、園監督の作品に参加するたび、役を与えてくださってる園監督への感謝と共に、自分ではない主演の役者さんへのジェラシーというか、悔しさみたいなのがすごく生まれていて、次は絶対自分が主演をやるぞと心の中で思っていました。なんだかすごくギラギラしてました(笑)。園さんから「アンチポルノ」の話をされたときは、涙が出るくらいとにかく嬉しかったし、緊張したし、ワクワクしましたね。私の気合いを見せつけてやろう!と現場でもギラギラしてました(笑)。

ヌードに挑戦したことについて
抵抗は全くなかったです。むしろ、「よっしゃー! 脱ぐぞー!!」って感じで(笑)。自分が好きな女優さんはみんなスクリーンの中でヌードになっていて、それがすごくかっこいいし美しかったんですよ。だからもともとヌードに対して良いイメージを持っていました。女優として生きていくには、自分のことを全部ハダカにしないといけないし、そういう意味でも丸裸になってスタートラインに立てた気がします。やっと産まれました(笑)。



本作が2つの映画祭に正式招待されたことについて
これは本当に嬉しかったです。自分の作品が海を渡って海外に行く。世界中の人たちに観てもらえるってすごいことです。「リアル鬼ごっこ」も日本と海外で評価や感想が全く違ったんです。「アンチポルノ」も、日本人とは違った文化を持つ海外の人たちが観て、どんな感想を抱くのか、反応が楽しみで仕方がないです。

ロマンポルノについて
美保純さんが好きなので、「ピンクのカーテン」が好きです。私の周りの友人にも日活ロマンポルノが好きな女性が多いんですよね。今回の作品も、男性だけでなく、女性に観ていただきたいです。内容的には、むしろ女性に特に見ていただきたいですね。

最終更新:8月17日(水)5時0分

映画ナタリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。