ここから本文です

FPS『タイタンフォール2』マルチプレイ対戦を実プレイ動画つきでリポート。グラップリングフックでさらに高機動な戦いが可能に!

ファミ通.com 8月17日(水)4時2分配信

文・取材・撮影:ライター BRZRK、編集:編集部 ミル☆吉村

●テクニカルテスト版での対戦の模様を先取りしてお届け
 未来の兵士となり、巨大ロボット“タイタン”に搭乗して戦うエレクトロニック・アーツのFPS『タイタンフォール2』。PS4/Xbox One/PCで発売予定の本作の体験会が、開発元のRespawn Entertainmentで今月初めに開催された。先週、シングルプレイキャンペーンについてのプレゼン内容をお伝えしたが、体験会の本番はマルチプレイでの対戦。というわけで前回に引き続き、FPSライターのBRZRKによるリポートをお届けしよう。

----------

 エレクトロニック・アーツが8月5日に、アメリカはロサンゼルスにあるRespawn Entertainmentのスタジオ内で『タイタンフォール2』の体験会を開催した。ここでは、体験会でプレイ可能だったマルチプレイヤーの模様を、キャプチャーした映像とともに紹介したいと思う。

 と、その前にまず最初に断っておかなければならない点がひとつある。今回の体験会で使用されたビルドバージョンは、近日公開予定と言われる“OPEN MULTIPLAYER TECH TEST”版(※)のものであり、これからまさに調整していくためのバージョンだ。そのため、表示されるテクスチャの解像度が低かったりするのだが、あくまでも技術的テストで用いられるものであり、製品版はもっとブラッシュアップされた物が出てくるであろうことを念頭に映像を見て欲しい。(※編注:本記事公開と前後して、海外の8月19日から21日、そして26日から28日の2回に分けてPS4/Xbox Oneを対象に行われることが発表された)

 さて、プログラムを起動すると、まずプレイに先立ち動画が再生される。この動画では、『タイタンフォール2』のテックテスト(今回のバージョン)で体験可能な要素を丁寧に説明した動画で、各ルールや新機能について簡単に学ぶことが可能だ。また、プレイヤーが操作方法を学ぶためのチュートリアルもあり、そちらをプレイすればタイムトライアル形式で基本的な操作方法を習得することもできる。

●体験会では3種類のルールをプレイ
 というわけで早速ではあるが、実際にプレイできたルールごとに動画を交えて説明していこうと思う。なお筆者が体験した試合は6人対6人および7人対7人という構成。基本的に少人数の対戦だが、他プレイヤー(パイロットと呼ばれる)以外にAIのロボット兵士などがいるため、実際のプレイ人数以上に戦闘が頻繁に起こるというのは前作同様だ。

■1.Bounty Hunt
 敵を倒したり、オブジェクト(目標物)を確保することで賞金が入り、チーム全体で既定のドルを稼ぐか、規定回数オブジェクトを確保すれば勝利となる。このオブジェクトの出現から確保までをウェーブと呼び、複数回のウェーブを通して戦うことになる。
 各ウェーブの終了時に強力なタイタン(無人)が投下されるのだが、これを確保できれば戦いを優位に進められるようになる。ただし、破壊されると相手側に高額な賞金が入ってしまうリスクも。

 実際にプレイしていて感じたのが、オブジェクトの攻防が非常に熱い。勝敗に絡む要素ということもあり、ほとんどのプレイヤーがオブジェクトを目指すのだが、その道中をインターセプトする形で敵が攻撃を仕掛けたり、逆にやり返したりといった戦いが面白い。
 また、条件が揃えばタイタンに搭乗可能なのだが、プレイしたマップは入り組んだ地形で構成されており、気付いたらパイロットに張り付かれて攻撃されていることもしばしば。うーん、難しい! でも、だからこそ楽しい!!


■2.Pilot vs Pilot

 タイタンを使用できないチームデスマッチ。敵を倒すことでスコアが入り、既定のスコアに到達するか、タイムアップ時にスコアの多いチームが勝利となる。

 タイタンが使用できないため、純粋に立ち回りや操作技術が問われるチームデスマッチ。チーム全体の動きがある程度見えていなければ、マップ上の交戦エリアや危険な位置が把握できず、一方的に倒されてしまうことも多々ある。しかし、ひとたび動きが噛み合えば圧勝することも。まぁ、それが一番難しいわけですが。


■3.Amped Hard Point

 マップ上にある指定されたエリアを制圧すると、一定間隔ごとにチームへポイントが加算される。既定のポイントに達するか、タイムアップ時に多くのポイントを獲得している側のチームが勝利。まぁ、いわゆるドミネーションだ。

 目標となるエリアは当然激しい攻防戦が展開されるのだが、両陣営の中間に位置するエリアBは文字通り地獄。両陣営ともに要となる場所だけあり、常に激戦が繰り広げられる。いやー、エリア攻防時は本当にアドレナリンがドバドバ出ちゃいますね。

●新たな試合中の強化要素“Amped Weapon”や、新ガジェットにも注目
 さて、各ルールの概要と雑感は以上だが、ここで少々前作について触れたい。前作では試合中に条件を満たすと"バーンカード"と呼ばれるカードを取得することができ、このカードをゲーム中に使用することで、強化された武器やタイタンを使用することが可能だった。
 だが、本作ではバーンカードが廃止されている。これについての詳細は後述するドリュー・マッコイ氏へのインタビューを参照してほしいのだが、代わりにキルストリークのように、条件を満たせばいつでも使用できるAmped Weaponというシステムに変わった。

 また、前作では各種兵装はゲーム開始前に変更しなければならなかったのだが、今作ではゲーム中に随時装備類の変更が可能になっている。以前は、装備選択中にゲームが始まって大惨事ということがあったが、本作ではインゲームで兵装を変えられるのは嬉しい限りだ。

 といった感じで、「実際に遊んでみてぶっちゃけどうなのよ?」と問われれば、「すげぇ楽しかった!」というのが本音だ。中でも本作から新登場のパイロット用ガジェット(他ガジェットとの選択制)であるグラップリングフックの恩恵は凄まじい。

 このグラップリングフックは物理演算で動作しており、プレイヤーの動きに合わせて慣性が働くため、ジャンプ中に引っ掛けて移動距離を伸ばしたり、スイングしながら二段ジャンプを併用して遠くに飛ぶといった感じに、上手く運用すれば想像もしていないような角度から敵を強襲することが可能だ。
 また、兵士状態で敵タイタンと対峙したとしても、かなりハラスメント(飛びついてからのタイタンへのコア攻撃などの妨害)をすることができるため、タイタンにとっても脅威となるだろう。なんというか、人気コミックの『進撃の巨人』みたいな挙動で動けたときは、ただの移動なのに気持ち良すぎて色々出てしまいそうだった。

●プレイヤーコミュニティを繋ぐネットワーク機能も
 会場ではサラッとした説明のみされていたが、本作ではオンライン向けにインゲームソーシャルシステムが搭載されている。かいつまんでシステムか説明すると、"横の繋がりを持って遊べるようにするためのもの"だ。
 今回の体験会ではゲーム内のメニュー画面下部に、ネットワーク上に存在するプレイヤーが表示され、この中から任意のプレイヤーをゲーム上に誘い込めるようになっていた。

●インタビュー後編はマルチ周りを直撃
 最後は前回の記事に引き続き、マルチプレイヤーについてエグゼクティブプロデューサーのドリュー・マッコイ氏にお話を聞いた。そちらも掲載しておこう。

――前作には戦闘中に条件を満たすと強化兵装の使用権などが与えられるバーンカードシステムがありましたが、今作では確認できませんでした。こちらは完全に撤廃したと見ていいのでしょうか?
マッコイ はい。私達がマルチプレイを作るときに、まず最初に既に構成された要素(前作の要素)を分解して分けていきました。そこで、まずプレイヤーとタイタンとAIにフォーカスしようと決め、どうすれば実現できるかを考えていきました。(そういった過程で)前作ではバーンカードのシステムがありましたが、良く出来ていなかったこともあり、代わりとして本作では似たAMPED WEAPONという武器を強化するシステムを導入しました。

――『タイタンフォール2』では新たにグラップリングフックが導入されました。実際に使用してみたのですが、これが滅茶苦茶楽しくてずっと使ってしまったくらい、慣れると気持ちが良い動きができます。こういうのもなんですが、なぜタイタンフォールにグラップリングフックを導入したのでしょうか?
マッコイ まず最初に考えたのが、新規のプレイヤーに本作での動き方を勉強して欲しいということで、そこで導入を決定しました。タイタンフォールと言えばウォールランなどを使って高い所に行くことが出来ますが、そこが難しい初心者を救済する手段という意味も含めた導入ですね。
 ところが、ベテランのプレイヤーが使用するとかなりテクニカルに動けることが開発中に分かったんです。嬉しい副作用となりましたね。

――グラップリングフックはこれまで『QUAKE』シリーズなど他社のシリーズにも登場していますが、『タイタンフォール2』のそれはかなり違うオリジナリティのある使用感だと感じました。
マッコイ 私達がグラップリングフックを作るときに、物理演算で計算された現実的な物にしようと考えました。『QUAKE』シリーズの場合ですと直線的な動きしかできませんが、『タイタンフォール2』では物理演算でスイングして飛び移ったり、弾んだりといったことが可能になっています。

――前作ではタイタンの武器を変更することができました。今作では武器の変更が不可となっているのは何故なのでしょうか? また、使用可能なタイタンは2機でしたが、製品版ではどうなるのでしょうか?
マッコイ 今回のバージョン(アルファビルド)では2機ですが、製品版では6機のタイタンを選ぶことが可能になります。前作では3機のタイタンの中から好きなものを選び、武装を変更することができました。ですが、今作ではストリートファイターシリーズのキャラクターのように、タイタンの武器を固定することによって長所や短所を持たせ、対峙するプレイヤーが異なる対応方法を取らなければいけないような味付けをしました。

――最後になりますが、日本には前作からのファンはもちろん、新たにプレイステーション4でのプレイを待ち望んでいるゲーマーも居ます。楽しみにしているゲーマーに何かメッセージをお願い致します。
マッコイ タイタンフォール2でようやくプレイステーション4でも展開できることに本当に本当に本当に興奮していますよ! より多くの人に届けられることができて嬉しく思っています。
 もちろん、あなた(筆者)のように前作のTシャツを着てまで日本から遊びに来てくれるオリジナルのファンが居ることも幸せだと感じています。タイタンフォールは日本の影響を強く受けているゲームだということもあり、逆にこちらからも「サポートをしてくれてありがとう」と感謝しています。
 チャンスがあれば東京ゲームショーに行ってみたいと思うけど、まだ予定がちょっとわからないんです。行くことを考えてはいるんだけど、どうか続報を待って欲しいと思いますね。実は東京に行ったことがないから本当に心の底から行きたいと思っていて、準備だけはしているんですけどね(笑)。

――なんと! うーん、期待しちゃいますね。お忙しいところを有り難うございました。
マッコイ こちらこそ日本から来てくれてありがとう!


 以上がRespawn Entertainmentにて行われた『タイタンフォール2』体験会のレポートとなる。前作は1000万本を突破(累計か出荷は不明)したが、今作では新たにプレイステーション4でも遊ぶことが可能となり、さらなる飛躍が期待できそうだ。
 さらに洗練されたシングルプレイとマルチプレイを搭載した最新作を早く遊びたいところである。

最終更新:8月18日(木)18時44分

ファミ通.com

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。