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【シンガポール】SBFビジネスフォーラム、首相府相ら講演

NNA 8月17日(水)8時30分配信

 シンガポール最大の経済団体、シンガポール事業連盟(SBF)は16日、昨年に続き2回目となる「シンガポール・リージョナル・ビジネス・フォーラム(SRBF)」を開催した。在シンガポール中国大使館が共催し、30余りの国・地域の経済界から約450人が参加。同国を中心とした地域全体の発展を視野に、パネルディスカッションなどが行われたほか、チャン・シュンシン首相府相らが講演した。
 SRBFでは「21世紀・海のシルクロード」構想を掲げ、シンガポール周辺地域での各国・地域の連携強化に加えて、アジアと欧州、中東、アフリカなどのより大規模な地域連携にも注目。今年は「地域間の協働と連結性強化」と題して、アジア地域の今後の発展に向けて、中国、東南アジア各国の識者らが議論を交わした。
 SBFのテオ・ションセン会長は冒頭で、国・地域間の連携においては「民間部門の果たす役割が大きい」と話した。また、特に中国が今後どのような方針を取るかが連携強化の鍵になるとし、中国大使館による共催に対して謝辞を述べた。
 中盤に登壇したチャン首相府相は、シンガポールと中国のパートナーシップの在り方について言及した。従来はシンガポールが中国に投資するという立場だったが、今後は両国が協働する関係性に変化すると指摘。成長目覚ましい中国に対し、シンガポールがどのような価値を提供できるかを追求する必要があるとした。例えば、ITや金融分野での信頼性の高いプラットフォームや、東南アジア諸国と中国をつなぐ存在としての役割を提供できるとし、国の規模が全く違う中でも協働できる部分は多いと話した。
 チャン首相府相はこのほか、海のシルクロード構想について、ただ地域間を海路、陸路、空路でつなぐだけでなく、金融と情報の分野でも連結性・接続性を高める必要があると強調。各国・地域が物理的な距離や文化、民族の違いなどを超えて協働・連携することが重要で、そのためにはオープンで寛容な姿勢が大切だとした。

最終更新:8月17日(水)8時30分

NNA