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米国株が軟調、円高基調で冴えず日銀の買い期待も強まる

ZUU online 8月17日(水)8時10分配信

懸念された台風も出勤には全く影響がありませんでした。他でも被害がなければいいと思います。お盆も終わり、台風シーズンとなって来ますが、株式市場も日銀買い期待で堅調となっていたものが目先的な過熱感もあって調整感も出てきました。米国での利上げが取りざたされるなかで引き続き日銀に期待する動きが強まるのでしょう。

日銀期待で売るに売れずという感じです。本日も円高が進むということになると売られそうで、日銀の買いが入らないとなると一気に手仕舞い売りに押されそうです。ただ、日銀のETF(上場投資信託)買いも「株価対策」ではなく「金融緩和」であるということをしっかりと認識しておいた方が良いと思います。つまり、世界的には米国の利上げにも関わらず「金余り」が続いているということです。

米国株が軟調、為替も円高一服となったものの円高基調ということでもあり、冴えない始まりとなりそうです。昨日の大幅下落を受けて日銀の買い期待も強まっており、日銀とみられるような買いが入れば買い戻しを急ぐ動きも見られそうです。米国での利上げが取りざたされるなかで円高が進まなければ買い直されるものも多くなるのでしょう。

16,500円~600円水準での値固めとなるか、日銀の買いなどを見ながら再度上値を試すことになるかどうかというところだと思います。為替次第という感じでもあるのでしょうが、日銀買い期待から売り難さも見られ、16,000円台後半での動きは続きそうです。

■本日の投資戦略

いつ出てくるかと思いましたがようやく米国での9月利上げが取りざたされてきた感じです。昨日は特に材料のないなかで持ち高調整と見られる円高に振らされたということなのでしょうが、日銀に期待しすぎた面もあるのだと思います。株価対策としてのETF(上場投資信託)買いではなく、あくまでも「金融緩和=資金供給」としてのETF買いなのですから、過度な期待は禁物ということでしょう。

ただ、それでも米国で利上げが取りざたされるということはそれだけ米国内での景況感が良く、欧州や新興国など世界的な景気鈍化懸念も薄れているということであり、今度の利上げはドル高要因ということになり、決して日本株にとって悪い話ではないと思います。新興国への影響も軽微となると素直にドル高=円安となってくるのではないかと思います。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

最終更新:8月17日(水)8時10分

ZUU online