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はしか、千葉県松戸で乳幼児ら9名発症…予防には定期接種を

リセマム 8月17日(水)17時46分配信

 千葉県は8月16日、松戸市内を中心に麻疹(はしか)の発生が続いていると発表した。7月22日から8月16日までに松戸保健所管内で乳幼児を中心に9名の麻疹患者の届出があったという。麻疹は、予防接種が有効であるため、千葉県では定期接種を呼び掛けている。

千葉県松戸保健所管内の患者概要

 麻疹は、麻疹ウイルスによって起こる感染症で、人から人へ感染する。感染経路は、空気感染のほか、飛沫や接触感染など。感染力が非常に強いほか、感染はしても発症しない「不顕性感染」はほとんどなく、感染した9割以上の人が発症する。

 感染すると10~12日後に発熱や咳、鼻水など、風邪のような症状が現れる。2~3日熱が続いたあと、39度以上の高熱と発疹が出現する。マスクでの予防は難しく、唯一の予防方法としてワクチン接種が有効とされている。麻疹に特異的な根治療法はなく、患者には対症療法が行われる。

 千葉県健康福祉部疾病対策課によると、松戸保健所管内では7月22日から8月16日までに複数の医療機関から9名の麻疹患者の届出があった。9名のうち、8名は0~6歳の乳幼児。患者9名はいずれも海外渡航歴はなく、予防接種歴があるのは1名のみだった。

 患者9名のうち、8月16日時点で1名が入院しているものの、全員が快方に向かっているという。発症者の接触者ら10名については、検査の結果、陰性と判明している。

 国立感染症研究所によると、2016年の第31週(8月1日~7日)までの全国の麻疹累積報告数は17名。現段階では全国的な流行にはいたっていない。

 麻疹の定期接種対象者は、第1期が「1歳児(1歳以上2歳未満)」、第2期が「小学校就学前の1年間(5歳以上7歳未満)」。麻疹の予防には、ワクチン接種が有効とされており、千葉県では「定期接種は早めに確実に受けましょう」と呼び掛けている。また、麻疹が疑われる症状が現れた場合には、かかりつけ医に伝え、指示に従って医療機関を受診するよう注意喚起している。

《リセマム 奥山直美》

最終更新:8月17日(水)17時46分

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