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ゴルフ初心者でもわかる!メダル候補はこんなヒト 大山志保編

ゴルフ情報ALBA.Net 8月17日(水)11時58分配信

<リオデジャネイロ五輪ゴルフ女子 事前情報◇16日◇オリンピックゴルフコース(6,245ヤード・パー71)>

【関連写真】下半身の強さに注目!大山志保スイング連続写真

 ジャスティン・ローズ(イングランド)の金メダルで幕を閉じたリオデジャネイロ五輪男子ゴルフに続き、今夜から女子ゴルフが開催。メダルを目指す日本代表の1人・大山志保がどんな選手か紹介する。

 1977年に宮崎県で誕生。10歳でゴルフを始めると、陸上競技で培われた身体能力も相まってメキメキと成長。2000年のプロテストに合格すると、2003年にプロ初V。2006年には賞金女王の座に輝いた。それも前年まで6年連続賞金1位の絶対女王・不動裕理を抑えての価値ある戴冠だった。

 プロ16年目とベテランの域に入った今でもゴルフに懸ける情熱は未だに色あせることはなく、特に地元で開催される試合へ臨む姿は鬼気迫るものがある。「調子が良いときはカップまでの道筋が見える」という強気のパッティングが持ち味で、ゾーンに入ったときのバーディラッシュは途切れることを知らない。

 そんな大山でも五輪に出場するまでの道のりは、決して平たんではなかった。選出されるためには7月11日時点で、日本人の中で世界ランキング2番手までに入る必要があったが、1人は2月、4月と米ツアーで2勝を挙げた野村敏京で確定。もう1枠を、順位の近い宮里美香、渡邉彩香と争うこととなっていた。

 4月の「フジサンケイレディス」を制して2番手の座を手中に収めかけたが、5月後半に突然、肩から背中にかけての痛みが大山を襲う。事態は深刻で、昨年制した「ヨネックスレディス」、世界ランキングのポイントが高い4日間大会「サントリーレディス」「アース・モンダミンカップ」の3試合を欠場することに。6月末の時点で「スイングが全くできない…」とオリンピック以前にプレーヤーとして厳しい状態だった。

 さらに何とか間に合わせた五輪決定前の最終戦「全米女子オープン」で無念の予選落ち。万事休すかと思われたが、予選を突破した渡邉が最終ホールで池に入れるなど最終日に順位を落とし、ポイント差わずか0.01で2番手の座を死守。首の皮一枚で日本代表に食い込んだ。

 そんなベテランの代名詞はなんといっても“五木ガッツポーズ”。ここ一番のパットを決めたときなどに喜びを表す姿が「(演歌歌手の)五木ひろしがこぶしを握る姿に似ている」と先輩プロから呼ばれたことがきっかけでその名がついた。調子が良い時は“五木ガッツポーズ”が何度も飛び出す。

 ここからは少し詳しいスイング解説。1999年の賞金女王・村口史子は「オーソドックスだけど芯が強いスイング」と評する。「足腰が強く、ダウンスイングの切り返しでも下半身がバタバタしていません。また、インパクト以降、右足の上がりが早いんだけど、壁がしっかりとできているので身体が流れず、しっかりとそれを受け止めてる。それが強い球につながっていると思います」。

 また、5月後半以降リズムが変わったという。「写真ではわかりづらいと思いますが、全米女子オープンのときに“スイングを少しゆっくりするようにして良くなった”と話していました。彼女は力が入るとスイングが早くなる傾向がありましたが、速度を意図的に落としても飛距離が変わらないそうです。逆に安定するようになって間がしっかりととれていますね。同じ悩みを持つアマチュアの人は、出だしの上げるタイミングを意識してみると良いかもしれません(村口)」。

 未だに宮崎弁の訛りが抜けきらない話し方も大山志保の魅力。そんな郷土愛あふれる39歳は、宮崎の英雄・井上康生、松田丈志らのようにメダルを故郷に持ち帰ることができるだろうか。



(撮影:上山敬太)<ゴルフ情報ALBA.Net>

最終更新:8月17日(水)11時58分

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