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【英国】インフレ率、7月は0.6%に加速 自動車燃料などが押し上げ

NNA 8月17日(水)9時0分配信

 英政府統計局(ONS)は16日、7月の消費者物価指数(CPI、2015年=100)が100.6ポイントとなり、前年同月比0.6%上昇したと発表した。自動車燃料やアルコール飲料、ホテルが押し上げ要因となり、伸びは6月の0.5%からやや加速した。
 
 最大の押し上げ要因となった運輸は0.2%上昇し、前月の0.2%低下からプラスに転じた。うち燃料・潤滑油は4.3%値下がりしたものの、下落幅は6月の5.5%から縮小した。アルコール飲料・たばこと外食・ホテルはそれぞれ1.8%、2.7%値上がりし、伸びは共に加速した。
 一方、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料は0.1%低下。娯楽・文化は0.6%上昇したものの、伸びが0.2ポイント減速し、押し下げ要因となった。価格変動の激しいエネルギー・食品・アルコール飲料・たばこを除いたコアインフレ率は1.3%と、前月から0.1ポイント減速した。
 住宅所有者の住宅関連コストを含む新たな物価指標「CPIH」の上昇率は0.9%。カウンシルタックス(住民税)などを含み、年金や賃金交渉で参考にされる小売物価指数(RPI)は1.9%伸びている。ONSがRPIに代わる新指標として試験的に導入している「RPIJ」は1.1%上昇。いずれも6月から上昇幅が拡大している。
 CPIは前月比で0.1%低下。住宅・水道・電気・ガス・その他燃料が6月の0.3%上昇からゼロ%に減速したほか、娯楽・文化が0.1%値下がりした。
 英中銀イングランド銀行は先に開いた金融政策委員会(MPC)で、政策金利を0.5%から0.25%に引き下げることを決めた。2009年3月以降で初の利下げで、史上最低水準を更新。金融資産購入による量的緩和策についても、3,750億ポンドから4,350億ポンドに拡大した。英国の欧州連合(EU)離脱の決定による国内経済への打撃を軽減するためで、今後も一段の金融緩和の可能性を示唆している。

最終更新:8月17日(水)9時0分

NNA