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本宮に英国庭園整備 福島庭園(ロンドン)と連携へ

福島民報 8/17(水) 8:36配信

 福島県本宮市は英国のウィリアム王子が訪れた市内の子ども屋外遊び場スマイルキッズパークに「英国庭園」を整備し、国際交流の拠点とする。平成29年10月の開園を目指し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの本県の復興の現状を世界に伝える。4年前にロンドンのホーランド・パークに復興を祈念して造られた「福島庭園」との連携も視野に入れている。

■ウィリアム王子訪問が縁

 計画では屋外遊び場の一角約1600平方メートルにバラやハーブなどの草花、西洋風のあずまやなどを配する。英国大使館の元専属庭師、浜野義弘さん(東京在住)のアドバイスを受け、本格的な英国式庭園を再現する。
 29年1月1日に迎える市制施行10周年の記念事業に位置付け、9月定例市議会に設計費などの関連予算案を提出する見込み。事業費には県の補助金の活用を検討している。
 年内に設計を終え、29年2月に工事を開始し、9月の完成、10月の開園を目指す。市民の憩いの場や子どもたちの英語教育、国際交流の場として利用する。
 将来はロンドンの「福島庭園」を管理する英国・ケンジントン&チェルシー王立区との教育交流や姉妹庭園の締結など、人的交流に発展させたい意向だ。9月1日の定例記者会見で高松義行市長が整備計画などを発表するとみられる。
 ロンドンの「福島庭園」は24年7月、福島民報社が企画した復興大使のロンドン五輪派遣事業を契機に造られた。在英県人会ロンドンしゃくなげ会の満山喜郎会長、在英日本大使館の林景一大使(当時)らの尽力で完成した。震災と原発事故からの復興を願い、福島に心を寄せるロンドン市民の憩いの場となっている。
 27年7月には「福島庭園」の開園3周年記念式典が行われ、内堀雅雄知事が出席して庭園を視察した。この際に「福島庭園」を管理するケンジントン&チェルシー王立区長から「福島に英国庭園を」との提案があり、内堀知事も協力を約束していた。
 整備に向けた機運が高まる中、27年2月にウィリアム王子がスマイルキッズパークを訪問し、子どもたちと交流した。本宮市は英国大使館の許可を受けて「プリンス・ウィリアムズ・パーク」の愛称を掲げており、市は英国との交流の拠点にふさわしいと整備を検討してきた。

福島民報社

最終更新:8/17(水) 13:31

福島民報