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窮地のソフトB 気分転換のマジックショー効果実らず

東スポWeb 8月17日(水)16時45分配信

 ソフトバンクが泥沼状態だ。16日の西武戦(ヤフオクドーム)に4―6で敗戦。重苦しいムードを断ち切るため、試合前にはメジャー仕込みのマジックショーまで敢行したが、効果はなかった。ここ10試合は2勝8敗の急ブレーキで、ついに2位の日本ハムに1ゲーム差に迫られた。

 王者が苦しんでいる。この状況をナインも一丸になり脱しようとしているが、うまくいかない。試合前には、こんな一幕もあった。

 練習開始前のこと。ベンチ裏の選手サロンから大歓声が上がった。行われていたのはナイン、スタッフ、首脳陣が集まってのマジック観賞会だ。プロのマジシャンがトランプなどを使用して次々と奇術を披露し、お祭り騒ぎの大盛況だった。

 この粋なショーの仕掛け人はベテラン左腕・和田だ。昨季在籍していたカブスの指揮官・マドン監督は、クラブハウスに動物を連れてきたり、マジシャンを呼んだことで知られる。「マドン監督がやって空気が変わったのがあったので。気分転換にいいかなと。なかなかマジックがつかないので、マジシャンにね」

 現在、チームは3カード連続の負け越し中。オリックスに同一カード3連敗を食らったばかりか、14日のロッテ戦では守備の乱れから悪夢のようなサヨナラ負けを喫した。チームに漂う重苦しい雰囲気を少しでも払拭するためのアイデアだった。

 当初は30分の予定だったが、工藤監督の延長許可で1時間弱のショーになった。最後に行われた数字当てのマジックでは助手役を務めた指揮官も「選手がチームのために発案してくれた。すごかったよ。盛り上がっていいと思う」とニッコリ。勢いを取り戻したいところだったが…。

 試合は西武に無傷の11連勝中だった先発の武田が4回に突如として乱調。低調だった打線は、松田の21号による9試合ぶりの本塁打が出るなど3点をリードしながら、悪夢の逆転負けを喫した。V3へ正念場だ。

最終更新:8月17日(水)16時45分

東スポWeb