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【卓球】「負けたら処刑?」の臆測も流れた北朝鮮選手「大汗の原因」は?

東スポWeb 8月17日(水)16時45分配信

 リオ五輪卓球女子シングルス3位決定戦で福原愛(27=ANA)を破り、銅メダルを奪取した北朝鮮のキム・ソンイ(22)が、尋常でない汗をかいていたのが話題になっている。

 福原は終盤まで厳しい展開ながらも涼しい顔をしていたが、キムはショートカットの髪が額にべっとり付くほどの大汗。他の試合でも常に汗びっしょり。試合のたびに大汗をかくキムに、ネット上では「衛星放送で金正恩党委員長が見ているから、焦っているのではないか」「負ければ処刑?」など、北朝鮮特有のプレッシャーを指摘する声が相次いだ。

 だが、北朝鮮ウオッチャーは「単純に暑いからでしょう。北朝鮮製ウエアの通気性は抜群に悪く、蒸し暑いんですよ」と指摘する。

 汗が目立たなかった福原は日本代表が採用したミズノのウエア。対するキムはメーカー名がない。キムの男性コーチは北朝鮮選手団共通のジャージーを着用していたが、腕をまくり上げていた。胸に北朝鮮の国鳥オオタカのマークが入ったジャージーを着た北朝鮮選手団は、別の会場でも汗を拭う選手の姿が目撃されている。

 かつて、北朝鮮は自国のユニホームを海外メーカーに委託していた。

 前回のロンドン五輪は中国の有名スポーツメーカー「361度」。このほか、アディダス社と交渉したが、支払い面でトラブルとなり、決裂したという報道も過去にはある。

 契約に必要な外貨がなく、核実験やミサイル発射で中国との関係が悪化したことから、2014年秋に韓国・仁川で開催されたアジア大会で初めて自国製のユニホームで挑んだ。当時、北朝鮮の宣伝媒体「統一新報」は、複数の美術創作社が世界的すう勢と民族的特性、種目別特性を考慮して「競技服」を生み出したと報道。「競技服」の増産を示唆していた。

 一方で「デザインはともかく、日本や海外メーカーのような通気性のいい五輪仕様の特別な品質には、程遠い」(北朝鮮ウオッチャー)といい、キムの大汗に合点がいくというわけだ。そんな「競技服」で福原を下した北朝鮮の実力は侮れない。

最終更新:8月17日(水)16時45分

東スポWeb