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12歳以下はジョーンズが単複2冠、14歳以下は第1シードの小柴が優勝 [全日本ジュニアテニス]

THE TENNIS DAILY 8/17(水) 7:30配信

「DUNLOP SRIXON 全日本ジュニアテニス選手権 '16 supported by NISSHINBO」(大阪府・靱テニスセンター、江坂テニスセンター/8月8~17日/ハードコート)の大会9日目は、14歳以下男女シングルスと12歳以下男女単複の各決勝が靱テニスセンターで行われた。

女子14歳以下は伊藤汐里、12歳以下は古賀彩花が全国初タイトル [全日本ジュニアU12&U14/女子]

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 男子12歳以下シングルスでは第1シードのジョーンズ怜音(東海/三重GTC)が第3シードの水口翔瑛(関西/テニスプラザ尼崎)を6-3 6-2で下して優勝した。

 全国小学生大会では準々決勝で敗退し、この大会は「優勝をねらう」と強い思いで臨んだジョーンズは、初戦から決勝まで1セットも失うことなく12歳以下の頂点に駆け上がった。

 第1セット序盤はストロークが浅くなり、水口に攻撃的なプレーを許す立ち上がりだったが、1-2とリードをされたところで「しっかり深く打つことを意識した」というジョーンズは、徐々に流れをつかんで第1セットを奪うと、続く第2セットでは息詰まる長いラリー戦でフォアのクロスに力強いショットを何本も押し込み、甘く返ってきたチャンスボールをコートの前に入ってきっちりと決めにいった。

「ミスが少ないのに、球が強い」。決勝でジョーンズと初めて対戦した水口は、ジョーンズのプレーにつけ入るスキをなかなか見つけられなかったという。

「自分が守っているのでは相手に攻められてしまうから、攻撃的にプレーをしようと思っていた。最初のほうはできていたけど、だんだんと精度が落ちてしまった」と水口は敗れた試合を反省した。

 その攻撃と守備を兼ね備えたオールラウンドなプレースタイルは、ジョーンズの大きな武器だろう。さらに、今大会では勝負どころでポイントを奪いにいく集中力、そこからたたみかけていく力が抜きんでていた。

「全小ではフォアハンドもあまりよくなくてミスも多かったけど、今回は攻める、守るのバランスがよくできたし、目指すプレーができた。今後の課題はファーストサーブを入れていくこと、フォアハンドの準備が遅くなることがあるのでそれを早くすること」

 12歳のチャンピオンはまだまだ進化を誓っている。

 敗れた水口もまた「今大会では自分から攻めるプレーができたと思う。目標に決めた優勝はできなかったけど、点数としたら70点」と胸を張った。残りの30点は、「その攻撃の精度を上げていくこと」。決勝で手応えと課題を得て、次なる全国大会を目指す。

 なお、ジョーンズは眞田将吾(東海/三重GTC)と組んだダブルスも制して2冠を達成した。

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 一方、男子14歳以下シングルスは第1シードの小柴遼太郎(関西/三木ロイヤルTC)と第2シードの真仲啓(関東/むさしの村ローンTC)との決勝となり、小柴が7-6(5) 6-4で真仲を破り、優勝を果たした。

 小柴は試合序盤から間仲のサービスをブレークするなどで流れをつかむが、その後、4-2リードから4-5と逆転される。しかし、そこから粘り強く挽回。相手にコート左右に振られたときにはムーンボールでしのぎ、チャンスには持ち味であるバックハンドのダウン・ザ・ラインで形勢を逆転するなど自身の展開に持ち込んだ。

 小柴はタイブレークの末に第1セットをものにすると、第2セットも「今大会で一番自分のテニスができた」という充実のプレーで押し切った。

 14歳以下はチェコで開催されたワールドジュニア出場の日本代表選手が、今大会には出場していない。そのため、優勝した小柴もタイトル獲得の喜びはもちろんあるが、「今回出ていない強い選手と対戦しても、自分のプレーができるように、そして勝てるように頑張っていきたい」と、優勝に満足することなく、次なる挑戦を見据えている。

(テニスマガジン/ライター◎田辺由紀子)

最終更新:8/17(水) 7:30

THE TENNIS DAILY

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