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佐賀県、新幹線効果狙い協定 JR九州と駅周辺開発

佐賀新聞 8月17日(水)11時21分配信

 佐賀県とJR九州(青柳俊彦社長)は16日、駅周辺のまちづくりや観光開発などで協力する包括連携協定を結んだ。新幹線長崎ルートの2022年度暫定開業を見据えて、開業効果を高めるとともに、隣接する福岡都市圏からの移住や観光客増を促すための取り組みを協力して進める。

 協定は、山口祥義知事が持ちかけて実現した。駅周辺のまちづくりや佐賀-博多間の輸送力強化、ICカードエリアの拡大、観光開発などで連携する。協定の期間は、新幹線長崎ルート開業後1年となる2023年度まで。JR九州が自治体と連携協定を締結するのは、今回が初めて。

 佐賀市での協定締結式には山口知事と青柳社長が出席し、協定書に署名した。

 山口知事は「新幹線暫定開業で(在来線を利用する博多から)武雄までの区間の地域振興を図るとともに、鹿島を含めた地域が福岡近郊として人の往来が頻繁になるように押し出したい」と説明した。佐賀駅について「お客さまを迎えるというより自分たちが使うというイメージが強かった。今後は多くの人に訪れてもらうことを目指す必要がある」と駅周辺のまちづくりの重要性を示し、「大分や熊本で駅周辺開発のノウハウを持つJR九州とタイアップしたい」と語った。

 青柳社長は「佐賀は多くの通勤、通学客に利用してもらっており、各地に観光資源もある」と述べ、連携強化へ意欲を示した。

 JR九州は協定締結に合わせて、車内でスイーツを提供する観光列車「或る列車」を11月23日に佐世保-唐津間に1往復特別運行させることや佐賀駅の一部リニューアルを発表した。駅コンコースにデジタルサイネージ(電子看板)を設置するほか、駅舎の駅名表示をLED(発光ダイオード)化する。

最終更新:8月17日(水)11時21分

佐賀新聞