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女の子たち、勇敢であれ。女子中高生が無料でプログラミングを学ぶ「Girls Who Code」

ギズモード・ジャパン 8月17日(水)18時10分配信

「2020年、プログラマーの半分が女性」を目指して。

プログラミングできる人材が足りない、と世界中で言われています。その問題の答えのひとつは、プログラミングできる女性を増やすことかもしれません。というのは、その手の仕事での男女構成を見ると、男性が圧倒的に多いのが現状です。私も前職がインターネットの会社だったんですが、開発系の部署には女性が少なくて、バレンタインデーが大変そうだったりしました。

でももちろん問題は、バレンタインデーだけじゃありません。職場が男性中心だと、それが製品にも反映される…と言われますが、こういうのがその最たる例じゃないでしょうか。女性の社会進出が(日本よりは)進んでいる米国でも、テクノロジー界での女性の少なさが問題視されています。

そこで米国で立ち上がったのが、Girls Who Code(直訳:コードを書く女の子)というNPOです。Girls Who Codeでは、6年生から12年生(日本でいえば中学生から高校生)にあたる女子学生にプログラミング教育を無償で提供しています。必要な資金は、企業のスポンサーから出されています。

Girls Who Codeが2012年にスタートしたとき、生徒は20人しかいませんでした。でも今は全米50州に広がり、教えた人数は4万人に達しています。地域のコミュニティなどがホストとなって、Girls Who Codeと協力してインストラクターを集め、週2時間程度のクラブ活動を定期的に開くんです。カリキュラムは生徒のレベルに合わせて数段階に分かれていて、初心者からでも入れるようになっています。プログラミングに興味を持った女子中高生は、地元でGirls Who Codeのクラブを検索し、無料で参加できます。

また米国の長い夏休みを利用して、集中的なプログラムも組まれます。たとえば今年は高校生向けに7週間のプログラムを78本開講し、さらに合計100万ドル(約1億1000万円)の奨学金も提供します。そのスポンサーにはAmazonやTwitter、Facebookなどのテック企業からAIGやLockheed Martinといったリアル企業まで計43社が名を連ねています。

これまでにGirls Who Codeに参加した中高生の中には、カリフォルニア大学バークレー校やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)などのコンピュータサイエンスの名門校に進学した人たちもいます。またすでにGoogleやFacebook、マイクロソフトなどなどのテック企業でインターンを終了した学生も数多くいるそうです。さらにGirls Who Codeのクラブやサマープログラムで開発したアプリをApp Storeで販売する学生も現れています。

とはいえ、Girls Who Codeの目指すゴールは簡単には達成できません。米国では2020年までに140万人のコンピュータスペシャリストが必要と推計されていて、仮にその半分を女性にするとしたら、70万人です。Girls Who Codeでは、何らかのコンピュータ教育に触れた学生が実際関係する職に就く割合は30%程度という経験則から、教育が必要な女子学生数を460万人と見なし、うち100万人をGirls Who Code卒業生にする目標を立てているんです。2016年時点の利用者数が4万人なので、これからもどんどん拡大していく必要があります。

でも、Girls Who Codeを立ち上げたReshma Saujani(レシュマ・サジャーニ)さんのTED Talkを見ると、本当にそんな高い目標を実現できそうな熱さがあります。2020年代のテクノロジー界は、今よりもっと多様な人が活躍する場になっているかもしれません。

image by happydancing / Shutterstock
source: Girls Who Code, TED Talks / https://www.ted.com/talks/reshma_saujani_teach_girls_bravery_not_perfection?language=ja

最終更新:8月17日(水)18時10分

ギズモード・ジャパン