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力士50人が熱戦、信願相撲を奉納 秩父の観音堂、無病息災など祈願

埼玉新聞 8/17(水) 10:30配信

 身体健全や無病息災などを祈願する人に代わって、力士が相撲を奉納する埼玉県秩父市の民俗行事「千手観音信願相撲」(市指定無形民俗文化財)が16日、同市荒川上田野の千手観音堂で行われ、約50人の力士たちが土俵で熱戦を繰り広げた。

 文政年間(1818年ごろ)、地元出身の隅ノ江津雲(すみのえつくも)という力士が千手観音で願を掛けて江戸相撲の幕内まで出世し、出世披露の相撲を取ったのが始まりとされる。当時の花籠親方より辻相撲免許を受け、二重回しの土俵を設けた。観音堂の天井には、相撲の四十八手の絵も奉納されている。

 信願相撲は2番勝負で、最初に勝った方が次は負けてあいこになるのが決まり。1勝1敗となって双方の願いがかなうという。午前中に地元の小学生が相撲をした後、午後から中学生や秩父相撲連盟所属の力士らが信願相撲を奉納。力と力がぶつかり合う白熱した取組を展開し、盛り上がりを見せていた。

最終更新:8/17(水) 10:30

埼玉新聞