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今村監督生誕90年、没後10年 映画人育成振り返る

カナロコ by 神奈川新聞 8月17日(水)11時29分配信

 日本映画学校(現・日本映画大学)の創設者で映画監督の今村昌平さん(1926~2006年)の生誕90年、没後10年を記念した映画上映会「今村昌平のもう一つの遺産『日本映画学校・卒業制作傑作選』が20日、地元の川崎市麻生区の市アートセンター・アルテリオ映像館で開かれる。李相日監督や中野量太監督ら6人の同学校卒業作品が上映され、今村監督の映画人育成の事業を振り返る。同大、同センター主催。

 今村さんは「楢山節考」(1983年)と「うなぎ」(97年)で、カンヌ国際映画祭の最高賞(パルム・ドール)を2度受賞するなど日本を代表する映画監督として活躍。一方で横浜放送映画専門学院を75年に設立し、10年後に改組した日本映画学校の校長も合わせ約30年間にわたって教育活動にも尽力した。「次の世代を担う、新しい“映画人”を育てる」との建学の精神を掲げてきた、その軌跡を卒業作品で紹介する。

 上映は午前10時からで、今田哲史監督「熊笹の遺言」、松江哲明監督「あんにょんキムチ」、中野監督「バンザイ人生まっ赤っ赤。」、李監督「青~chong~」、茂野良弥監督「ファザーレス 父なき時代」、吉川光監督「トシ君が生まれた日」の順。今田監督、中野監督は作品上映後に佐藤忠男同大学長とのトークも行う。

 佐藤学長は「今村監督のめざましい遺産には、映画人育成の大仕事もある。彼が多くの同志たちと作り上げた学生の卒業制作の中には幾多の実り多い作品があり、その中から6作品を上映し、追悼事業としたい」と観賞を呼び掛けている。入場料は1作品につき500円。上映会の問い合わせは、同センター電話044(955)0107。

最終更新:8月17日(水)11時29分

カナロコ by 神奈川新聞