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緑の池が真っ赤に!? 高岡・勝興寺、ヒブナ大繁殖

北日本新聞 8/17(水) 22:07配信

 高岡市伏木古国府の勝興寺の池に約千匹ものヒブナが生息し、緑色っぽい池が鮮やかな赤色に染まって見えるほどになっている。同寺文化財保存活用事業団の大巻宏治専務理事は「藻などを食べてくれるので水質浄化にも役立つ。訪れた人に楽しんでほしい」と話している。(高岡支社編集部・市江航大)

 魚津水族館の不破光大(みつひろ)学芸員によると、ヒブナは突然変異で赤くなったフナ科の魚の総称。「天敵がいなかったことが繁殖につながったのでは」と推測する。

 池は元々、寺の堀の一部。防火水槽として使われていたころは水もきれいで、多くの生き物が生息していたが、近年は土がたまり、雑草が生えるなど、荒れ果てていた。3年前に境内の整備事業の一環で、池の清掃を実施。かつての姿を取り戻そうと、ボランティアで寺の草刈りなどを行っている尾山勝治さん(78)=同市伏木古府=が、自宅で飼育していたヒブナを池に放した。元々15匹ほどだったが、3年間で見る見るうちに増えたという。

 尾山さんと中村一男さん(79)=同市伏木古国府=が管理を担当し、毎朝の餌やりやごみ拾いなどを行っている。サギやカラスなどにヒブナが食べられないように、6月には鳥よけのワイヤも設置した。尾山さんは「これ以上増えると入りきらなくなる。隣にあるもう一方の池も整備したい」と話している。

北日本新聞社

最終更新:8/17(水) 22:07

北日本新聞